寒くなってきて、食卓の上でカセットコンロを使うご家庭も増えているかと思います。ただ、間違った使い方で思わぬ事故につながることもあり、注意が必要です。
カセットコンロ「正しく使用」も“見えない劣化”で事故の恐れも井上貴博キャスター:
鍋の季節に欠かせないカセットコンロ。毎年注意喚起がなされますが、事故は相次いでいます。
カセットコンロを二つ並べて使うのは危険だというのはよく言われています。しかし、「コンロを覆うほどの大きな鍋」も危険です。これは、カセットボンベが異常に熱くなり爆発する恐れがあるということなのだそう。
また、最近のカセットボンベはガス漏れ防止のため、ゴム素材の部品を使用しています。そのため使用頻度は特に関係なく、ゴムの経年劣化でガス漏れの恐れがあります。しかし、日本ガス石油機器工業会の担当者によると「ゴムの劣化を目視で確認するのは困難」だといいます。
頭に入れておきたいのが、買い換えのタイミングです。製造後から▼カセットコンロは約10年で買い替えの検討を、▼カセットボンベは7年以内に使い切る。
今一度ご家庭にあるものをチェックするようにしてみてください。
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カセットコンロには必ずシールが貼ってあり、製造年月が書かれています。製造年月の見方は、西暦下二ケタと月が書かれています。「13.04」と書かれている場合、2013年の4月ということです。
また、カセットボンベは缶の底面に製造年月日が印字されています。しかし、▼缶に“ゆがみ”がある場合はガス漏れのおそれが、▼“サビ”がある場合は内部も劣化している可能性があるので使用は控えた方が良いでしょう。