「第75回NHK紅白歌合戦」の音合わせが12月28日、NHKホール(東京都渋谷区)で行われ、乃木坂46がリハーサルの様子を公開したほか、会見にも登場しました。
第66回NHK紅白歌合戦(2015年)から連続出場を続けている乃木坂46。出場10回目の節目となる今回は「きっかけ」を披露します。
杉山勝彦さん作曲の「きっかけ」は、2016年リリースの2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード曲で、これまでにも乃木坂46が節目節目で歌ってきた楽曲として愛されており、生田絵梨花さんが卒業した第72回NHK紅白歌合戦(2021年)でも披露されました。
●紅白のテーマと合致する名曲中の名曲
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SNS上では2024年12月発売の37thシングル「歩道橋」を推す声も根強くみられましたが、今年の紅白歌合戦のテーマは「あなたへの歌」。
楽曲に込められたメッセージ性を考えると、番組のテーマと合致するベストチョイスとも考えられます。
音合わせには白を基調とした清楚なボレロ風衣装で臨んだメンバーたち。曲の決めどころで披露される“乃木坂らしいターン”も引き立つとてもかわいらしい衣装は、リボンタイの刺繍に至るまで注目ポイント満載です。
リハーサルでは会場全体を使う演出が明かされたほか、遠藤さくらさんを中心に、井上和さん、池田瑛紗さんらがフロントを固めることが判明。最後はメンバー全員で一列になるなど、終始息をのむような構成が展開されます。
●会見で語られたオリジナルメンバーのいない「きっかけ」への決意
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リハーサル後の会見には井上和さん、遠藤さくらさん、池田瑛紗さん、与田祐希さん、賀喜遥香さん、梅澤美波さん、久保史緒里さんら7人が出席。10回目の紅白出場に対する並々ならぬ思いを明かしました。
――まずは紅白出場への意気込みをお聞かせください。
梅澤:今回、乃木坂46の出場が10回目となるんですけれども、「10」という数字を見てすごく重みを感じるというか。私たちはずっと紅白歌合戦という特別なステージを目指して、この1年紅白を見据えて活動してきたので、ここに立たせていただけるありがたみと感謝をこの10回目のステージでお伝えできたらなと思います。
――10回目の紅白、慣れましたか。
久保:全くです。先ほどリハーサルをさせていただいたんですけど、慣れることもなく、この緊張感って独特だなっていう風に思います。あとはこの10年、10回の出演でメンバーも変わっているんですが、今回はオリジナルメンバーのいない楽曲を披露させていただいたりもするので、そういった緊張感とかもさらにどんどん上乗せされている感じがします。
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――紅白での「きっかけ」披露は2度目ですが、前回と今回の違いを教えてください。
遠藤:前回のステージとはまた違って、お客さんのより近くでこの楽曲を届けられるじゃないかなと思っています。「きっかけ」は今から約8年半前の楽曲で、今のメンバーはリリース時にはいなかったんですが、今のメンバーでこの楽曲を届けることに意味があると信じてパフォーマンスができればいいなと思っています。
●特別企画へも出演
後半では「あなたへの歌 特別企画 『ディズニーファンタジーメドレー』」にて、「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」も披露予定の乃木坂46。会見の後半ではコラボレーション企画についての質問も上がりました。
井上:本当に乃木坂46のメンバーみんなディズニーが大好きで。今回ディズニーシーで撮影させていただいたんですけど、本当にすごくみんな楽しんで撮影させていただきましたし、楽曲へのリスペクトだったり、大好きっていう愛の気持ちだったりをたくさん込めてパフォーマンスさせていただいたので、ぜひそんなところにも注目していただけたらなと思います。
梅澤:普段の私たちとはまたちょっと違う、明るい雰囲気を皆さんにお届けできるんじゃないかなと思います。
――今年1年を振り返るとどんな年でしたか。
賀喜:乃木坂46としてライブが多かった年だなっていう風に感じています。今年の12月には大感謝祭というイベントをやらせていただいて、ファンの皆さんに直接感謝を伝える場があったり、ファンの方々とコミュニケーションを取れるような場が多かったりしたなって思いました。本当にファンの皆さん、支えてくださっている皆さんの温かさとか、そういうファンの皆さんへの感謝を“交換こ”できたかなと。ファンの方々の「乃木坂大好き。ありがとう」っていう気持ちもすごくたくさん受け取った年だったなって思うので、今年はそういった気持ち、受け取った気持ちをファンの方々に紅白歌合戦で伝えられたらなと思います。
――最後に今年を漢字1文字で表すとすると。
梅澤:キャプテンの梅澤がお答えさせていただきます。先ほど賀喜遥香も言葉にしてくれていましたが、「感謝」の「感」という字がピッタリなんじゃないかなと思いました。
グループ結成13年目を超えたんですけれども、その中でやっぱり今年は「攻めの姿勢を忘れずに1歩1歩こう歩んできた1年」だったなと思っていて。5年ぶりのドームツアーだったり、久しぶりの海外での単独ライブだったり、色々な挑戦をさせていただいた中で、変わらずに応援してくださるファンの皆さん、私たちに期待してくださってる皆さんがいて、このステージにも立ててると思います。まずはそのお世話になってる皆さんに感謝という意味です。
それからメンバーの感情がすごく溢れてた1年だったなと思っています。普段ちょっと控えめに見えるメンバーが多いんですけど、大舞台、1つ1つの舞台を超えていくうちにいろんな感情が溢れ出して、その場で感じた感情をすごく大切にしてきた1年だったので、紅白歌合戦の締めくくりで、見てくださる皆さんに大きな感動を届けたいという願いと意気込みも込めて「感」です。
10回目の出場に甘んじることなく、着実に坂道を登っていっている乃木坂46。その坂道が続く先にはどんな景色が見えるのか、紅白の大舞台で一つの答えを見せてくれるかもしれません。
●今年の紅白司会者は?
司会を務めるのは、昨年に続いて有吉弘行さん。2024年度後期連続テレビ小説「おむすび」の主人公を務める橋本環奈さんと2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」で主人公を務めた伊藤沙莉さんらで、朝ドラの前期と後期の主人公がそろって司会を務めるのは、紅白史上初となります。
●出演者の曲目一覧
【紅組】
aiko(15)/「相思相愛」
あいみょん(6)/「会いに行くのに」
ILLIT(初)/「Magnetic」
石川さゆり(47)/「能登半島」
イルカ(2)/「なごり雪」
HY(3)/「366日」
坂本冬美(36)/「能登はいらんかいね」
櫻坂46(4)/「自業自得」
椎名林檎(9)ともも/「ほぼ水の泡」
Superfly(8)/「Beautiful」
高橋真梨子(6・※)/「for you...」
tuki.(初)/「晩餐歌」
天童よしみ(29)/「あんたの花道」
TWICE(5)/「『TT〜Feel Special』スーパーメドレー」
西野カナ(10)/「EYES ON YOU 紅白スペシャルメドレー」
乃木坂46(10)/「きっかけ」
ME:I(初)/「Click」
MISIA(9)/「紅白スペシャル2024」
水森かおり(22)/「鳥取砂丘〜紅白ドミノチャレンジSP〜」
緑黄色社会(3)/「僕らはいきものだから」
LE SSERAFIM(3)/「CRAZY -Japanese ver.-」
【白組】
Omoinotake(初)/「幾億光年」
Creepy Nuts(初)/「Bling-Bang-Bang-Born」
GLAY(4)/「誘惑」
郷ひろみ(37)/「2億4千万の瞳 放送100年 GO!GO!SP」
こっちのけんと(初)/「はいよろこんで」
THE ALFEE(2)/「星空のディスタンス」
JO1(3)/「Love seeker」
純烈(7)/「夢みた果実」
Da-iCE(初)/「I wonder」
TOMORROW X TOGETHER(初)/「5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese Ver.]」
Number_i(初)/「GOAT」
新浜レオン(初)/「全てあげよう」
Vaundy(2)/「踊り子」
BE:FIRST(3)/「Masterplan」
福山雅治(17)/「『ひとみ〜少年』“あなたへの歌” SPメドレー」
藤井風(3)/「満ちてゆく」
星野源(10)/「ばらばら」
Mrs. GREEN APPLE(2)/「青と夏〜ライラック 紅白SP」
南こうせつ(6)/「神田川」
三山ひろし(10)/「恋…情念〜第8回 けん玉世界記録への道〜」
山内惠介(10)/「紅の蝶」
(※)高橋真梨子さんの「高」ははしごだかです。
(Kikka)
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