■『第75回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目(29日、東京・渋谷 NHKホール)
36回目の出場となる坂本冬美がリハーサルに登場し、報道陣の取材に応じた。本番では「能登はいらんかいね」を1990年以来34年ぶりに紅白で歌唱する。
【写真】ガッツポーズで意気込んだ坂本冬美 坂本は「初めての中継ということで、デビュー4年目の楽曲である「能登はいらんかいね」を紅白で34年ぶりに歌わせていただきます。いろんな意味でいつもと違うという緊張感もあります。ただ、緊張しますけど、心を届けられる歌を届けられたらと思います」と意気込み。
今年1月の能登半島地震、9月の豪雨で大きな被害を受けた輪島市から中継で披露することになるが、「みなさまに悲しみだけではなく、また一から頑張ろうと思っていただける紅白にしたい。そんな気持ちを歌にのせて頑張ろうと思います。ただ、実際にその場所に行ったらどんな感情になるかわからないんですが、私としてはしっかりと泣かずに歌うことが一番の目標です。心のある歌が届けられればと思います」と心境を語った。
今年は、有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが司会を務める。朝ドラの前期後期主人公が司会としてそろい踏みとなるのは、紅白史上初。有吉が紅白歌合戦で司会を務めるのは、去年に引き続き2回目となる。昨年は紅組が優勝し、紅組34勝、白組40勝となっている。