限定公開( 1 )
15日(水)は冬型の気圧配置が強まり、西日本まで寒気が流れ込むでしょう。日本海側を中心に雪が強まりそうです。大雪による交通機関への影響に注意。16日(木)から17日(金)は北日本を中心に荒れた天気となりそうです。
●15日 冬型の気圧配置が強まる 寒気が流入
15日(水)は冬型の気圧配置が強まり、上空1500mメートル付近でマイナス9℃以下の寒気が西日本まで流れ込んでくるでしょう(平地に雪を降らせる目安の寒気はマイナス6℃以下)。
北海道と東北の日本海側は雪が降り、ふぶく所もありそうです。北陸は平地では日中は雨が降りますが、夜は次第に雪に変わるでしょう。山沿いでは雪が強まり、積雪が増えそうです。大雪による交通機関への影響やなだれ、屋根からの落雪に注意が必要です。大気の状態も不安定になるため、落雷や突風にもご注意ください。
近畿から九州は、朝のうちまで多くの所で雨が降るでしょう。日中は雨のやむ所が多いですが、夜は寒気が流れ込み、近畿北部から山陰で雨や雪が降りそうです。
●16日〜17日 北日本付近を中心に荒天
16日(木)から17日(金)にかけては低気圧が発達しながら北日本付近を通過するでしょう。
北海道や東北を中心に風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。北海道は日本海側だけでなく、太平洋側も広く雪が降るでしょう。東北の日本海側から山陰も雪が降り、山沿いを中心に積雪が増えそうです。72時間降雪量は山沿いで100センチ前後の所もあるでしょう。特に青森県や長野県北部では警報級の大雪となる可能性もあります。車の立ち往生など交通機関への影響に注意・警戒が必要です。
|
|
●太平洋側も真冬の寒さに
15日(水)は関東では気温が上がり、東京都心の最高気温は15℃と3月下旬並みまで上がるでしょう。ただ、そのほかの地域の最高気温は平年並みか低く、日中も空気が冷たいままとなりそうです。
16日(木)からは関東も厳しい寒さで、東京都心の最高気温は8℃と真冬の寒さでしょう。名古屋市や大阪市、福岡市も10℃に届かず、厳しい寒さとなりそうです。その後、18日(土)頃までは寒中らしい寒さが続くでしょう。万全な寒さ対策をなさってください。
●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 一般財団法人日本気象協会 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。