79歳・長塚京三、今後の俳優人生は「一歩ずつ、一歩ずつ」 愛妻には茶目っ気たっぷりに謝罪
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2025年01月14日 21:30 ORICON NEWS
俳優の長塚京三(79)が14日、都内で開かれた映画『敵』(17日公開)日本外国特派員協会記者会見に登場し、妻への感謝と謝罪を改めて口にした。
【写真】さすが…!流暢なフランス語を披露した長塚京三 同作で長塚が演じた主人公は、渡辺儀助、77歳。元大学教授で今はリタイアし、妻に先立たれている彼は、朝起きる時間、食事、衣類、使う文房具一つに至るまでを丹念に扱い、預貯金の残高と生活費があと何年持つかを計算し、自分の寿命を知る。そんな儀助の元にある日「敵」が現れる…というストーリー。
作家でありながら、さまざまな顔を持ち、文壇・メディアとの戦いを経て、生き抜いてきた筒井康隆氏の同名小説が原作。映画『桐島、部活やめるってよ』、『騙し絵の牙』の吉田大八が監督を務め、モノクロ映画に仕上げた。『第37回東京国際映画祭(TIFF)』では、東京グランプリ/東京都知事賞を受賞したほか、吉田監督が最優秀監督賞、長塚が最優秀男優賞を受賞するなど三冠となった。
会見ではTIFFのクロージングセレモニーで妻への感謝と今後の俳優活動について言及したことについて改めて質問が飛んだ。セレモニーで、俳優人生について引退を考えていたものの、「もう少しこの世界でやってみようかな」と茶目っ気たっぷりに話していた長塚。この日の会見で発言の真意を問われた長塚は「私にできる役がある限りは、一歩ずつ一歩ずつやっていけたらいいなと思っているので、(奥さん)ごめんなさいね」と優しいまなざしで語った。
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