中国・蘇州市で日本人親子や中国人の女性が襲われ死傷した事件で、被告の男に死刑判決が言い渡されました。
去年6月、中国・蘇州市で日本人学校の送迎バスを待っていた日本人親子が男に切りつけられ負傷し、制止しようとしたバスの案内係の中国人女性が死亡した事件で、現地の裁判所はきょう、無職の周加勝被告(52)に死刑判決を言い渡しました。
日本の外務省が明らかにしたもので、犯行動機をめぐり、日本への言及はなかったということです。
判決理由については「借金苦から生きているのが嫌になり、子どもを含む3人を殺傷した犯行は極めて悪辣だ」としています。
これを受け、林官房長官は「今回の判決を厳粛に受け止めている」と述べ、中国側に引き続き日本人の安全確保を強く求めていく考えを示しました。
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