フジテレビ、崩壊した報道姿勢　安藤優子ばっさり！自分勝手なフジ港社長は会見反省「報道の立場ではありえない」

　フジテレビで26日、『ワイドナショー』が放送された。中居正広氏の芸能界引退、そして中居氏の女性トラブルにフジテレビの局員の関与を指摘する一連の報道を受け、27日午後4時から“2度目”の記者会見を開くことについてトークが展開され、ネット上でさまざまな意見が出ている。

【写真】報道の資格なし！クソ会見開いたフジテレビ

　コメンテーターの安藤優子は、フジテレビで長年、ニュースキャスターを担当してきた。今回の騒動に「ずっと情報制作の現場で（フジテレビの現場で）30年近くやっていましたが、一部報道であるような性を伴う接待は、一度たりとも噂すら聞いたことがない」と説明。

　ネット上で言われている今回の閉鎖的な「クソ会見」については「私たち報道としては、常にカメラを入れた会見を、何かが起きた時に必ず要望を出してきた。さらに言えば、質問者を限定するようなことを批判してきたわけじゃないですか。会見というのは『オープンにしてください！』と言ってきたにも関わらず、先日の会見ではカメラマンは入れない…。とてもクローズだったわけで、そうなるとテレビメディアとしての使命をまったく果たしていない！ということになる」と苦言した。

　なお、フジテレビの港浩一社長は、17日に行った一部のメディアだけの会見形式について「報道の立場ではありえない」と社員説明会で話し、「なぜ会見がオープンではなかったとのか」という質問には「会見が終わって、失敗と思いました。本当にその通りで、深く反省をしている」と発言。オープンにしなかった理由については、「定例記者会見を毎月やっているわけですけれども、その前倒しをするという立て付けでやってしまった。会見まで時間がない中で、慣れている形での定例記者会見という形を選んでしまった」と述べたと、同局の番組が報じている。

　同局によると、27日の会見には同局の嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港浩一社長、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が出席。また17日の会見で禁止していた映像撮影も許可、記者クラブ非加盟のメディアや記者の出席も可能とした。

　同局をめぐっては、取材者を限定し、テレビ撮影を禁止するなど閉鎖的だった17日の会見は大きな批判を浴びた。これを受け、大株主の米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが21日付の書簡で、週内に全てのメディアを対象にした会見を開くことを求めた。同局は23日、27日に“オープン”な記者会見を改めて開催すると発表していた。

■中居正広の騒動から引退までの時系列
2024年12月末
一部週刊誌が、中居と女性とのトラブルがあり高額な示談金で解決していたと報道。

2025年1月7日
日本テレビが、同日放送の『ザ！世界仰天ニュース4時間SP』について「本日の『ザ！世界仰天ニュース』は総合的に判断をし、中居正広さんの出演シーンはカットして放送します。なお、中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております」と発表。

1月8日
フジテレビが、『だれかtoなかい』について「番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、1月12日の放送から当面の間休止とする判断に至りました。放送を楽しみにされていた視聴者の皆様には、大変申し訳ございません」と発表。

ニッポン放送が『中居正広ON＆ON AIR』について「いろいろな状況を鑑みて、総合的に判断し、今週に関しては放送休止とさせていただきます」と報告。

1月9日
中居正広が声明を発表。「トラブルがあったことは事実です。そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。また、このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」などと伝えた。

TBS系バラエティー『THE MC3』について、13日の番組表から削除。同局がORICON NEWSの取材に「13日の放送につきましては現在公開されている番組表の通りです。番組の編成・制作過程についてはお答えを差し控えます」とコメントした。

フジテレビが、12日放送予定だった『だれかtoなかい』を休止し、『千鳥のクセスゴ！3時間SP』を放送すると発表。『だれかtoなかい』については「番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、1月12日の放送から当面の間休止とする判断に至りました」と伝えた。

1月10日
日本テレビが、公式サイトで「1月9日に中居正広さんがコメントを発表しましたが、依然として不明な点が多いため、中居さんの「ザ！世界仰天ニュース」へのご出演は、当面の間、見合わせます」と発表。

テレビ朝日がレギュラー番組『中居正広の土曜日な会』について「今回の事態の真相に不明な部分があるので、当面の間休止し、その後、編成判断することになると思います」と発表。

1月15日
日本テレビが、声明で「様々なニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、『ザ！世界仰天ニュース』を降板していただくことにいたしました」と発表。

1月16日
ニッポン放送が、取材に対して「番組パーソナリティーの中居正広氏について、さまざまな報道がなされている中、双方の代理人を通じて示談が成立して解決しているとのことではありますが、トラブルの内容などが依然不明であることなどを踏まえ、総合的に判断した結果です。当面の間、番組を放送休止と致します」と発表した。

1月17日
フジテレビ・港浩一社長が同局で定例会見を行い、同社社員が関与したとの一部で報道がある、中居と女性とのトラブルについて「多大なご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪。この問題に関して今後、第三者の弁護士を中心にした調査委員会を設置することを明らかにした。同日放送の情報番組『Live News イット！』で、速報として詳細に報道。宮司愛海アナが「一連の問題の大元、根本に一体何があったのかということを、しっかりと第三者の目を入れて調べてもらう、そして会社が生まれ変わる一歩にするべきだという風に私は感じています」などと述べた。

1月20日
TBSが、公式サイトで「TBSテレビは、昨年から中居正広さんが出演する番組の制作や放送を見合わせ、双方代理人等との対話を行ってまいりましたが、状況を総合的に判断した結果、「THE MC3」は降板、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」は放送を終了することにいたしました」と発表した。

1月21日
ニッポン放送が、公式サイトで「ニッポン放送は1月11日から『中居正広ON & ON AIR』の放送を当面休止としてまいりましたが、現在の状況を総合的に判断し、番組を終了することにいたしました」と報告。また「尚、中居正広氏ご本人からも出演辞退の申し入れがございました」と伝えた。

1月22日
テレビ朝日が、公式サイトで「『中居正広の土曜日な会』は、視聴者の皆様からの様々なご意見、アドバタイザーの反応などを踏まえ、放送継続の環境になく打ち切ることを、編成幹部が中居さんに直接伝えご理解頂きました。4月以降の同時間帯は現在検討中です」と報告した。

フジテレビ『だれかtoなかい』公式サイトで「1月12日の放送から休止としておりました当番組は、総合的に判断し、放送を終了することにいたしました」と発表。

中居正広、すべてのレギュラー番組を降板・終了となる。

1月23日
中居正広、有料のファンクラブサイトを通じて芸能界を引退することを発表。