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「この真ん中の分離帯みたいなところだけが駅だった」と添えて、ある駅に残されている旧ホームを紹介するポストが、X(Twitter)で「こう変わったんですねえ」「マジで怖かった」などと反響を呼んでいます。
●かつて「日本一」だったホーム
投稿者は、Xユーザー・神戸くまえもんさん。兵庫県神戸市にある春日野道駅(阪神電鉄)のホームから、かつて利用されていた旧ホームを撮影した写真を披露しました。
まるでホームの間に作られた作業用スペースに見えますが、現在の新ホームに切り替えられた2004年9月までは、日常的に利用されていたホームです。
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かつて「日本一狭いホーム」と呼ばれたホームの幅は、たったの2.6メートル。大きな柱が点在しており、実際に人が通れるスペースは大人ひとり分……すれ違うのも一苦労です。
春日野道駅の旧ホーム完成時、ホーム幅は3メートルあったそうですが、その後に阪神電鉄の車両が大型化したことを受けて、ホームの両端を20センチずつ削ることで対応したそうです。
その後、「ホーム幅は原則的に3メートル以上であること」と法改正されたため、このような狭いホームは建設できなくなりました。
●「マジで怖かった」「こう変わったんですねえ」
あまりに狭い旧ホームの姿に、Xのでは「こんなに狭くて危ないのに、実は思ったより事故が少なかったと当時職場の人に聞きました」「特急通過待ちがマジで怖かった」「昔は無理くり地下駅を作った感がありましたが、こう変わったんですねえ…」「乗降した事がありますよ。列車通過時は怖いし身構えてしまいます」といった反響が寄せられています。
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その狭さから「日本一危険な駅」としてテレビや雑誌などで紹介されることも多かったの春日野道駅。旧ホームから新ホームに切り替えられるまでの約70年、阪神電鉄の対策や利用客のモラルによって無事故を貫きました。
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