日本海側では記録的な大雪に 9日頃まで長引く最強寒波 交通機関への影響「大」

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2025年02月05日 16:54  日本気象協会

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日本気象協会

日本海側では記録的な大雪に 9日頃まで長引く最強寒波 交通機関への影響「大」

9日(日)頃にかけて、日本海側の広い範囲で連日のように雪が降り、冬の嵐が続く。この期間のピークは、今日5日(水)の夜〜明日6日(木)の夕方にかけてと、7日(金)の午後〜8日(土)にかけての2回。大雪に見舞われて、ひと晩で車が埋もれるくらいの積雪になる所も。車の立往生に警戒。太平洋側にも断続的に雪雲が流れ込み、四国や九州南部など、普段、雪に慣れていない地域でも大雪となる恐れ。平地でも積雪する所があり、交通機関への影響に注意が必要。



●9日(日)頃まで日本海側を中心にドカ雪に 大雪に伴う積雪の急増に警戒を


9日(日)頃にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が続き、九州から北海道の日本海側を中心に、連日のように雪が降るでしょう。

特に、今日5日(水)の夜〜明日6日(木)の夕方にかけてと、7日(金)の午後〜8日(土)にかけて、間髪入れず、強い冬型の気圧配置となります。今シーズン最強の寒波も相まって、日本海側の広い範囲でドカ雪になるでしょう。沿岸部を中心に冷たい風も吹き付け、大荒れの天気になりそうです。所々で記録的な大雪になる恐れがあり、積雪の急増に警戒が必要です。北陸から北の日本海側では、ひと晩で車が埋もれてしまうほどの雪が降る所もあります。可能な限り不要不急の外出は避け、お仕事はテレワークに切り替えるなどの対応を検討なさって下さい。

なお、明日6日(木)の夕方にかけてと、7日(金)の午後〜8日(土)にかけては、寒気の流れ込みが強く、晴れ間が広がる太平洋側にも、山沿いを中心に所々で雪雲が流れ込んでくるでしょう。四国や九州南部など、普段、雪に慣れていない地域でも大雪になる恐れがあります。市街地でも積雪する可能性がありますので、交通機関への影響に注意が必要です。

全国各地で受験シーズン真っ只中となっています。当日、雪の影響で、試験会場に行けなくなってしまった場合に備えて、今のうちに、救済処置などの有無を確認しておいた方が良いでしょう。


●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意


もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくと良いでしょう。


●週明けの10日(月)〜11日(火)は九州から関東は広く晴天に 12日(水)以降は再び日本海側で荒れ模様


10日(月)〜11日(火)にかけて、いったん冬型の気圧配置は緩みます。九州から関東を中心に広く晴れるでしょう。日中は厳しい寒さが緩み、日差しにホッとできそうです。ただ、空気が乾燥しますので、火の取り扱いには十分ご注意下さい。また、全国的にインフルエンザなどの感染症が流行しています。外出の際はマスクをしたり、帰宅後はうがい手洗いをしっかりするなど、予防は万全になさって下さい。

一方、北陸や東北から北海道の日本海側では、引き続き雪が降りますが、降り方は次第に弱まる見通しです。また、日中の気温は平年より高くなる所もあります。雪かきなどをする際は、屋根からの落雪に十分ご注意下さい。スキーやスノーボードといった、ウィンタースポーツを楽しまれる方は、雪崩に注意が必要です。

12日(水)は、再び日本付近は冬型の気圧配置になるでしょう。日本海側では大荒れの天気になりそうです。最新の情報をご確認下さい。


●雪下ろしの注意点


屋根に積もった雪は、大雪になる前に、早めに除雪作業をしたいものです。安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。



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