ハト虐待容疑で男再逮捕＝「懐かず粛清した」―警視庁

　捕獲して飼育中のハトを殺したとして、警視庁保安課は６日、動物愛護法違反（殺傷）容疑などで、タクシー運転手の辻博容疑者（４９）＝川崎市多摩区中野島＝を再逮捕した。容疑を認め、「懐く様子がないので虐待した。愛情の裏返しで粛清した」などと話しているという。

　再逮捕容疑は昨年６〜８月ごろ、川崎市の自宅で、ドバト１羽をむちや拳で殴打した上、はさみで首を切り落として殺すなどした疑い。

　同課によると、辻容疑者は昨年４〜６月ごろ、東京都国立市の多摩川河川敷でハトを捕獲。当初は餌や水を与えるなどしていたが、懐かなかったため虐待するようになったとみられる。

　辻容疑者は昨年８月、「青嶋未来」と名乗って運営するＸ（旧ツイッター）のアカウントに、虐待の様子を撮影した動画を投稿。今年１月までに１００件以上の情報提供が同庁に寄せられていた。アカウントには、他にも小鳥を虐待する動画などが投稿されていた。