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冬型の気圧配置の影響で日本海側やオホーツク海側で雪の降っている今日(9日)の北海道。この冬型の気圧配置は明後日(11日)頃まで続きそうです。大雪やふぶきによる交通障害に注意して下さい。
●明後日(11日)にかけて道央で大雪の恐れ
今日(9日)の北海道付近は冬型の気圧配置となって気圧の傾きが大きくなっています。この影響で道内は広い範囲で北よりの風が強まり、またこの北風によって雪雲が海上から流れ込む日本海側やオホーツク海側では雪が降り、ふぶいている所もあります。
この冬型の気圧配置は明後日11日(火)頃にかけて続く見込みで、沿岸を中心にふぶく所が多くなるでしょう。雪の中心は日本海側で、特に札幌圏を含む道央でまとまった雪の降る可能性があり、今日午後6時から48時間に降る雪の量は、石狩・空知地方の多い所で50cm前後に達する恐れがあります。大雪やふぶきによる交通障害に注意して下さい。
現在、道内では複数の地域で冬のイベントが行われていますが、ここ数日の間は風も強く、外では気温以上に寒く感じられることもありそうです。外出の際には暖かい装備を準備するとともに、大雪やふぶきによる交通機関の影響がないか事前に確認した方がよさそうです。
●12日(水)頃は気温が上昇 なだれや屋根からの落雪に注意を
冬型の気圧配置が解消される12日(水)には早くも次の気圧の谷が西から近づき、翌13日(木)にかけて北海道付近を通過するでしょう。この気圧の谷の通過時には南よりの風が暖かい空気を道内に持ち込み、12日の予想最高気温は全般にプラス4℃くらいまで上がり、3月中旬から下旬並みの所が多くなる見込みです。この影響で多くの地域で湿った重たい雪となり、函館周辺など道南では雨となる所もありそうです。積雪路面が解けて車の走行や歩行が困難となったり、電線などへの着雪による停電の発生する可能性があります。また傾斜地での雪崩や屋根からの落雪の危険性が高くなりそうですので注意して下さい。
この気圧の谷の通過後、北海道付近は14日(金)以降、再び冬型の気圧配置となり日本海側では雪の降る所が多くなるでしょう。冬型の気圧配置の強まりや上空の寒気によっては再び大雪やふぶきとなる恐れがあります。最新の気象情報をチェックするようにしましょう。
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