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22日(土)から24日(月)の3連休も、日本海側を中心に雪。連日の大雪となり、除雪が追いつかない所も。通行止めになる区間も増えるため、立往生や交通機関の乱れに注意を。23日(日)は、西日本で強い冬型の気圧配置となり、晴れ間は広がる太平洋側にも雪雲が流れ込み、市街地でも積雪する恐れあり。全国的に厳しい寒さも続くため、外出の際は万全な防寒対策を。
●22日(土)〜24日(月)の全国天気 日本海側は連日のドカ雪 大雪に警戒を
22日(土)から24日(月)も、冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に広く雪が降るでしょう。
山陰や北陸から北の日本海側では、沿岸部を中心に冷たい季節風が吹き付け、冬の嵐になりそうです。除雪が追いつかないほどのドカ雪になる所もあり、通行止めとなる区間がさらに増えるでしょう。引き続き、立往生や交通機関の乱れにご注意下さい。
また、強い風により、積もった雪が巻き上げられたり、ふぶく所もありそうです。ただでさえ危険な雪道で、視界が全く効かなくなり、真っ白になってしまうこともあります。車を運転する際は減速し、ハザードランプを点けるなど、自分の存在を周囲に知らせながら走行するようにして下さい。
23日(日)頃は、西日本で冬型の気圧配置が強まります。日本海側では雪の範囲はグッと広がり、雪に不慣れな九州でも積雪する可能性があります。また、晴れ間が広がる太平洋側にも、山沿いを中心に雪雲が流れ込み、大雪になる所があるでしょう。雪の影響で、電車やバスといった交通機関に遅れが出たり、最悪の場合、運転見合わせとなる恐れもあります。外出する予定がある方は、最新の情報を確認するように下さい。
●風雪・大雪・低温に伴うリスク
風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。
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●今回の寒波に伴う厳しい寒さは24日(月)まで 25日(火)以降は寒さが緩む
24日(月)にかけて、日本海側では、引き続き凍てつくような寒さになるでしょう。強い風が吹くため、お出かけの際は傘よりもフード付きの防寒着が活躍しそうです。
また、東京など太平洋側でも寒さが厳しく、広い範囲で最高気温は10℃くらいまでしか上がらないでしょう。冷たい風も相まって、日差しの下でも震える寒さになりそうです。
受験シーズンもいよいよ大詰めとなっています。受験生の方々はもうひと踏ん張りです。切磋琢磨してきた力を余すことなく発揮できるように、体調管理には万全を期すように下さい。
25日(火)頃になると、ようやく今回の寒波が抜けていきそうです。本州付近は高気圧に覆われて、穏やかに晴れる所が多いでしょう。日中は日差しにホッとできそうです。厳しい寒さからいったん開放されるものの、暖かくなるため、広い範囲で花粉が飛びやすくなります。花粉に敏感な方は、今のうちに対策を行っておきましょう。
●花粉の飛散開始日とは
花粉の飛散開始がいつなのか、気になる方も大勢いらっしゃると思います。
「花粉の飛散開始日」とは、スギの花の開花日ではありません。1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。
(上の図にある花粉飛散開始例の3日目や6日目のように、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を観測しても連続していなければ飛散開始とはなりません。この場合、2日連続して観測した最初の日である9日目が「飛散開始日」となります。)
そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがありますので、注意が必要です。
「花粉の飛散開始日」前だから、と油断しないで、早めに対策を、心がけてください。
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