みのもんたさん死去、80歳 「朝ズバッ!」、クイズ番組など軽妙なトークで“視聴率男”の異名

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2025年03月01日 13:48  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

みのもんたさん(13年4月撮影)

キャスターみのもんた(本名御法川法男)さんが1日未明に死去したことが分かった。80歳だった。関係者によると、みのさんは1月中旬に都内の焼き肉店で肉を喉に詰まらせて救急搬送されており、心肺停止が続いていたという。葬儀は親族のみの家族葬で執り行われる。お別れの会などの予定は親族の希望で開催しないという。


東京都生まれ。立大卒業後、67年に文化放送入社。2年目で深夜ラジオ「セイ!ヤング」の初代パーソナリティーに(特に)抜てきされ、軽妙なトークで一躍看板アナウンサーとなった。番組を10年務めた後、79年に退社した。


退社後は家業である水道メーター会社「ニッコク」の営業マンを務めたが、営業のない週末に引き受けたフジテレビ「プロ野球ニュース」の「珍プレー好プレー」ナレーションが大きな反響となり、再び注目を集める。89年に日本テレビ情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」の司会となり、文化放送退社から10年で放送の表舞台に返り咲いた。


90年年代以降、「どうぶつ奇想天外」「学校へ行こう!」(いずれもTBS)、「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ)など、長寿番組となるヒット番組を連発し、レギュラー番組の全曜日制覇、民放制覇が話題になった。05年にはNHK紅白歌合戦の司会も担当し、NHKを含む全局制覇を達成した。


02年、TBS「サタデーずばッと」で報道番組に進出。05年には同局で月〜金曜の朝の報道番組「朝ズバッ!」もスタートした。「朝ズバ」は放送1年半で同時間帯の月間トップとなり、“視聴率男”の異名を取った。全盛期は「おもいッきりテレビ」と「朝ズバ」の2本の帯番組のほか、7本のレギュラー司会番組をこなした。06年3月時点で週の総出演時間は34時間15分を記録。同11月には「1週間で最も長く生放送に出演する司会者」(21時間42分)としてギネス世界記録に認定された。


活躍を続けていた13年9月、日本テレビに勤務する次男が窃盗容疑で逮捕されていたことが判明(不起訴処分)し、日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」、文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」以外の番組が降板となった。会見では「道義的な責任を感じ、しゃべるという世界、報道の番組から降りることが一番苦しくてきつい」「やめなければ収まらない風潮に感じた」と悔しさをにじませた。


「ウィークエンド」は14年に終了、「ケンミンSHOW」は20年に勇退し、レギュラー番組が消滅した。同年、パーキンソン病であることを公表。21年10月には、TBS特番「学校へ行こう!2021」の「未成年の主張」コーナーに“校長”としてサプライズ出演。「V6のみなさん、26年間本当にお疲れさまでした。ありがとー!」と力強く叫び、出演者や視聴者を感激させていた。

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