『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』より(C)AbemaTV Inc. ABEMAは2日、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』を放送した。
【写真】まさかの結末に笑うしかない東出昌大 同番組は、俳優の東出昌大と西村博之(以下、ひろゆき)が、ローカル路線バスやヒッチハイクなどの陸路のみという移動ルールの中、2人で南米横断を目指すドキュメンタリーバラエティー。
南米横断旅の完結となる2日の放送では、“遮るものが何もない大西洋の海辺に立つ”という南米旅のゴールを目指し、ブラジル南部に位置する都市・クリチバから、この旅最後の長距離バスで約12時間かけて大西洋近くの街・オソリオに到着。ここまでゴールの場所を明言せずに来たひろゆきは、南米旅最後の夜、旅に同行する豊川ディレクターから「なぜその場所をゴールにしたのか」と問われ、「シリーズ1のスタート地点へ戻る」とだけ答えた。
そして翌日、南米旅29日目にして最後の日、海岸沿いの街・トラマンダイを目指して一行は早朝からバスターミナルへ。バスを待つ間、現金で持っていた旅の資金を豊川ディレクターに渡したひろゆきは、そのほかの残金440ドル(約6万3800円)を、能登半島地震の義援金として日本赤十字社に寄付したと明かす。今回の南米旅出発直前に被災した能登がずっと気がかりだったひろゆき。東出が離脱してからの数日、ひたすらお金を使わずに過ごしてきたひろゆきの行動の理由がここで明らかになった。
その後、トラマンダイでバスを乗り換えたひろゆきは、目的地を目指して海岸沿いをひたすら歩く。道中“南米旅で一番印象に残っていること”を聞かれたひろゆきは、ウユニ塩湖での出来事を回想。15年前に初めてウユニ塩湖に来たとき、旅の直前で父が亡くなりウユニを見せられなかったことを悔いている東出に「『15年後また誰かと来るのでは?』と話した」と振り返った。「東出さんが『人生で一番感動した景色』がウユニ塩湖。(父になった)東出さんが人生で一番感動したこの景色を誰かに見せたいけど、それがいつになるやら」と、東出との思い出に思いを馳せた。
そして、ようやく辿り着いたひろゆきが「シリーズ1のスタート地点へ戻る」とゴールに定めた場所には一面に広がる砂丘が。「昔アフリカ・アメリカ大陸がひとつだったとき、2億年前パンゲア大陸がバコっと分かれて、ナミブ砂漠と今の場所ができた」「砂の質が同じはず。地質学的には同じ」と、シーズン1のスタート地点ナミブ砂漠とかつて繋がっていた場所をゴールにしたかったと明かします。無事ゴールに辿り着いたひろゆきは、東出から借りたままだったナイフを地面に突き刺し、「無駄な達成感を感じました」と笑顔を見せた。
総移動距離8221キロ、総移動時間約128時間をかけて南米横断の旅を無事達成したひろゆきは「地球が、大陸がひとつだった頃にナミビアのナミブ砂漠とさっき行った砂丘が同じところだった。“スタート地点に戻る”っていうので、地球って不思議な感じをわかっていただけたら良い」と旅を締めくくり、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』はついに完結を迎えた。
一方、日本に帰国した東出はロストバゲージで手荷物全てを紛失するという事態に見舞われていたことが判明。東出は「ウユニ塩湖でいっぱい塩を詰めてきたから、なんだこの白いのはって薬物と疑われてるのかも」と苦笑し、帰路についた。