芦屋小雁さん死去、91歳 芦屋雁之助さんの弟、喜劇で活躍 NHK朝ドラにも多数出演
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2025年03月31日 18:48 ORICON NEWS

芦屋小雁さん 画像提供:小雁倶楽部 喜劇俳優として活躍した芦屋小雁さんが3月28日午前6時、老衰のため自宅で亡くなった。91歳。通夜は4月4日、告別式は翌5日、かもがわホール(京都市中京区)で執り行われる。
【写真】認知症公表後も現役をまっとう 愛された芦屋小雁さん
小雁さんは1933年生まれ、京都府出身。芦屋雁之助さんの弟。漫才師を経て、『番頭はんと丁稚どん』などのテレビ喜劇で人気となった。大村崑、雁之助さんとの3組合同テレビ結婚式も話題に。『裸の大将放浪記』舞台版では、兄の死後、山下清役を演じた。
関西を中心に愛され、NHKテレビ小説では『よーいドン』『ちりとてちん』『ウェルかめ』『べっぴんさん』に出演した。
2018年に認知症を公表後も現役をつらぬき、22年放送のドラマ『ミヤコが京都にやって来た!〜ふたりの夏〜』では、佐々木蔵之介を相手に見事な立ち回り。23年公開の映画『嘘八百 なにわ夢の陣』にも出演した。
小雁倶楽部代表で小雁さんの妻・西部寛子さんは「芸能界にお世話になり76年になりました。2018年に認知症であることを公表いたしましてからも、TV・映画、トーク番組、講演会などで 様々なお仕事をさせていただきました。多くの皆様の温かいお志に支えられて最後まで現役で芦屋小雁として幕をおろすことが出来ました。『生涯 芦屋小雁!』と念じていた本人にとって最高の終焉であったと思います。心より感謝申し上げ、故人が生前に賜りましたご厚誼に厚く御礼申し上げます」と伝えた。
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