
人形浄瑠璃文楽の「太夫」である豊竹咲寿太夫(とよたけ さきじゅだゆう)さんが4月5日、自身のX(旧Twitter)を更新。他に類を見ないほどの見事な達筆で、自身の改名と結婚を報告しました。
咲寿さんは、兄弟弟子である竹本織太夫さんに師事し、豊竹の姓を竹本と改め「竹本咲寿太夫」として舞台活動を行っていくことを報告。また、私生活では入籍したことも発表しました。
「ご挨拶」という言葉から始まり、26行にもわたる文章を上下2段に分け、最後には「敬具」と結びのあいさつで締められています。ボールペンでもデジタル文字でもなく、毛筆で一文字ずつていねいに書きあげられた報告文は目を引くものがあります。
ファンからは、改名や結婚を祝福する声とともに、流れるような筆致に「見事な筆跡」などの声も上がりました。
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咲寿さんは、13歳で入門し、文楽座に「研究生」として所属。同年の12月に「豊竹咲寿太夫」を名乗りました。初舞台は15歳の頃であり、18歳で国立劇場初舞台を踏み、正規の技芸人となりました。また舞台活動以外にも様々な活動を行っており、大学等で文楽に関するレクチャーを実施、文楽をテーマにした絵画・イラスト・書家としての活動、さらにはモデルとしてカジュアル着物やメンズコスメのモデルも務めており、俳優・声優としての依頼も積極的に視野に入れています。