2.3万年前の氷採取=女性初の南極観測隊長が帰国会見

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2025年04月10日 20:31  時事通信社

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時事通信社

 女性初の南極地域観測隊長を務め、6日に帰国した第66次隊の原田尚美隊長(東京大教授)らが10日、オンラインで記者会見した。約2万3000年前の氷の試料(アイスコア)を採取したことなど、約2カ月間の活動成果を報告した。

 66次隊では気候変動解明の一環として、南極のトッテン氷河沖に張り出した棚氷の底部が融解する様子を観測。昭和基地から約1000キロ離れた「ドームふじ観測拠点II」では、深さ541メートルからアイスコアを採取した。

 原田隊長はトッテン氷河での観測について「難度の高い観測が実施でき、データとサンプルを持ち帰ることができた」と強調。解析結果に期待を示した。 

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