限定公開( 2 )
MEGUMI(43)が14日、東京・新宿バルト9で行われた映画「劇場版 それでも俺は、妻としたい」(5月30日公開)完成披露上映会で「家庭を続けるというのは大変なことだと思いますし」と口にした。
「劇場版 それでも俺は、妻としたい」は、足立紳監督(52)が自身の家庭をベースに書いた同名小説を実写化した1月期のテレビ東京系ドラマの映画化作品。主演の風間俊介(41)が、足立監督自身がベースとなった売れない脚本家の柳田豪太、MEGUMIはセックスを求める豪太を罵倒する妻のチカを演じた。
足立監督は、22年に新潮社から出版された同名小説を執筆していた段階から「映画化したかった。この夫婦の話を、何の映像化の当てもなく書き始めた時、映画化を念頭に置いていた」と振り返った。ドラマがTVer(ティーバー)で1000万超の再生数を記録し、映画化実現。風間は「人間が一歩ずつ変わっていくのを確認する作品。ここまでたどり着いたのは、応援し、家族として見守ってくれたとヒシヒシ感じます」と観客に感謝した。
MEGUMIは「ドキュメンタリーみたいな作品。家族という社会の中で、たゆたいながらも故人が葛藤し、家族ならではのコミュニケーション…そうだよねと突き出すような作品」と作品を評した。その上で、劇中でチカが豪太に罵声を浴びせるシーンが、あまりに多いことから「3話、終えたくらいのくらいの時『風間君をいじめないで』とダイレクトメッセージが来た」と明かした。さらに「その後『あれは風間が悪い』と…」と視聴者からの反応が変わったと明かした。
風間は「『あれは風間が悪い』というのは語弊がある」と苦笑しつつ「メチャメチャ1こ、気になるのは、ほぼ監督の実話。どういう反応があった?」と足立監督に話を振った。同監督は「特にない…9割方、非難。6話くらいから、良い夫じゃないかと上がるんじゃないかと期待し、エゴサしたけれど特になく…世の中の人は厳しいなと」と苦笑した。MEGUMIが「監督が『豪太って、良い男だよね』と言ってきたけれど、よく意味が分からなかった」と笑うと、風間は「後に、小説、ドラマ、映画になると思うと、泣けてくる」とフォローした。
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足立監督の妻をモデルに描いたチカの、豪太へのきつい罵詈(ばり)雑言にも話が及んだ。足立監督は「水で薄めてセリフに起こした。僕に怒りが湧いた時だけ、頭の回転が回り、スラスラ、セリフが出る」と笑うと、MEGUMIは「あの撮影中、口が悪くなった。あそこまで言うと、気持ちいい」と笑みを浮かべた。
MEGUMIは、最後のあいさつの際に「家庭を続けるというのは大変なことだと思いますし」と吐露した。自身も23年12月に降谷建志と離婚を経験しており「これから結婚する方は(見たら)結婚に対して、ものすごくハードルがあると思う。入り口はイメージできても、中盤とか後半はイメージできていないと思う。結婚、家族とは実際、こういうものだったりする。生活と照らし合わせながら家族の成長、進化、変化を体感してもらえたら」と語った。
◆「劇場版 それでも俺は、妻としたい」42歳。売れない脚本家の柳田豪太(風間俊介)は、収入もなく浮気するような勇気もなければ風俗に行くような金もなく、性欲を処理するためには妻とするしかないのだが妻のチカ(MEGUMI)にお願いすることが空よりも高いハードルとなっている。日中働いているチカの代わりに不登校気味の息子・太郎の面倒を見ているが、チカには「当たり前だろうが」と一蹴されてしまう。豪太はあの手この手を使ってセックスしようと奮闘するが、チカはそんな豪太をとことん罵倒する。
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