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14日午後8時20分ごろ、さいたま市桜区栄和6のマンションで、「女性が男性に殴られている」「家族が刺されている」などと目撃者らから相次いで110番があった。
埼玉県警捜査1課によると、このマンションに住む高校1年、手柄玲奈(てがら・れな)さん(15)が血を流してマンション入り口付近で倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。県警は殺人事件として特別捜査班を設置。現場から立ち去ったとみられる20代男性の身柄を確保しており、何らかの事情を知っているとみている。
捜査1課によると、手柄さんには上半身を中心に刃物で刺されたような痕が複数あり、現場付近では血の付いた包丁が見つかった。県警は帰宅した際に何者かに切りつけられたとみている。
事件後、通行人から「手から血を流している男がいる」と110番があり、現場付近の交番前に立っていた男性の身柄を警察官が確保した。男性は両手にけがをして出血しており、治療を受けているが命に別条はないという。現場から交番までの路上には血痕とみられるものが残されており、県警が鑑識活動をして関連を調べている。
マンション近くに住む30代の男性会社員は「まさか近所でこんなことが起こるとは。警察には早く真相を解明してほしい」と話していた。現場は、JR埼京線の南与野駅から西に約2キロの住宅街。【田原拓郎、加藤佑輔】
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