桜が満開の北海道で季節外れの大雪 29日から平地で積雪の恐れ GWの行楽に影響も

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2025年04月28日 12:00  日本気象協会

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29日(火・祝)から30日(水)にかけて、北海道では山間部を中心に雪が降り、平地でも雪が積もる所があるでしょう。昨日27日(日)に、札幌で桜満開となったばかりですが、季節外れの大雪となる恐れがあります。積雪や路面凍結による交通障害で、ゴールデンウィークの行楽に影響が出る可能性もありそうです。

29日〜30日 北海道で季節外れの大雪のおそれ

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明日29日(火・祝)から30日(水)にかけて、前線を伴った低気圧が日本の東を発達しながら北に進み、北海道付近に近づく見込みです。北海道では、上空1500メートル付近にマイナス3℃前後の寒気が流れ込み、オホーツク海側の山間部を中心に湿った雪が降るでしょう。平地でも積雪となる可能性があります。

平地も積雪の恐れ GWの行楽に影響か

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明日29日(火・祝)正午から明後日30日(水)の24時間に予想される降雪の量は、多い所で、北海道の日本海側北部、日本海側南部、太平洋側東部で15センチ、オホーツク海側北部、オホーツク海側南部で20センチです。

昨日27日(日)は、札幌で桜が満開となったばかりの北海道ですが、季節外れの大雪となる恐れがあります。積雪や凍結により路面が悪化すれば、ゴールデンウィークの行楽に影響が出る可能性もありそうです。

ノーマルタイヤの危険性

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雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。

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  • 今年らしい…っか標準になるのか?���ä���
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