メトロンズ『遠藤さんの叔父さんが死んだけど旅行は行きたい』ゲネプロ後取材会に出席した(左から)池田一真、田所仁、純 (C)ORICON NewS inc. お笑いコンビ・しずるが4月30日、都内で行われたメトロンズ第8回公演『遠藤さんの叔父さんが死んだけど旅行は行きたい』ゲネプロ後取材会に出席。13日にそろって、村上純は「純」に、KAZMA(=Zはストローク付き表記)は本名の「池田一真」に改名すると発表して以降、初の公の場となった。
【写真】全員仲良く…笑顔で手を振るメトロンズ 池田は、自身の脚本について向けられた際に「さっき…」と言いかけたところで、わざとらしくタメを作って「純も言ったんですけど、ちょっと挑戦してみようかな」とコメント。コンビ活動と、ライス、サルゴリラ、中村元樹とともに活動しているメトロンズとしての活動の比重についての話題では、池田が「僕はメトロンズ一本です。僕ら、これまで夏と冬に単独をやってきたんですけど、夏が僕で、冬の村上だったんです。ここ最近は夏をやっていないので、冬の村上の単独が終わった時点で、コンビの活動は終わっています。今年は(冬の単独が)2月にしずるは終わって、3月からメトロンズ。村上は、メトロンズの村上として見ていますから」と笑わせた。
一方の純も「だから、この間改名(発表)した時には(今年の)しずるの活動は終わっていました」とニヤリ。自身のスタンスとして「僕は、お笑いも演劇も音楽も小説もなんでも全部やります。やりたいものをやっていく感じです。今は、メトロンズが相当デカいっていうのがあります」と声を弾ませた。改名前後の変化としては、池田は「緊張感はあります」、純は「僕は特に、まだそんな実感はないです。したところでゴールじゃない。結局、名前を残すことが人生おいて大事なので、いい名前を残せるように頑張りたいと思います」と意気込んでいた。
今回の公演は、他人の叔父の死というタブーに触れた問題作。自動車工場の洗車部署で働く六人。親睦を深めようと仕事を仕切る遠藤が旅行を提案。場所は、飯島の知り合いがガイドをしている宮古島に決まる。胸躍らせる面々。が、旅行の四日前に遠藤の叔父の訃報が入る。みな遠藤の不参加が頭をよぎるが、彼らを待っていたのは「旅行の中止」だった。
同公演は、赤坂・RED/THEATERで、5月11日まで上演される。