俳優・入江杏子さん、老衰で死去 97歳 劇団民藝が発表

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2025年05月02日 15:51  ORICON NEWS

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入江杏子さん
 劇団民藝は1日、演技部の俳優・入江杏子(いりえ・きょうこ、本名入江久惠)さんが、4月24日の午前9時15分に東京都内で老衰のため亡くなった。97歳だった。

【写真】俳優・入江杏子さん、老衰で死去 劇団民藝が報告

 葬儀・告別式は4月29日に、都内で執り行われた。

 入江さんは、1927年7月14日生まれ、福岡県出身。福岡高等女学校卒業。1951年に劇団民藝附属演劇研究所へ入り、民藝初舞台は52年の久保栄作・演出『五稜郭血書』群衆。56年に劇団員となる。主な舞台はゴーリキー作『最後の人びと』リューボフイ(56)、アンネ・フランク原作『アンネの日記』マルゴット・フランク(57)、『アンネの日記』エーディット・フランク(66〜93)、木下順二作『オットーと呼ばれる日本人』南田のオバチャン(66)、堀田清美作『島』栗原ゆう(68)、石川逸子作『千鳥ヶ淵へ行きましたか』(95〜2004)など。

 最後の舞台は2011年、藤沢周平原作・吉永仁郎脚本の『思案橋』おつねだった。民藝以外の舞台出演に、石牟礼道子作『草文』(87、自主公演の一人芝居)、木庭久美子作『父が帰る家』(89、劇団員の自主公演)、岡部耕大作・演出『精霊流し』(92、岡部企画)、平石耕一作『ブラボー! ファーブル先生』(06、平石耕一事務所)など。映画では「坂の上のマリア」マリア役(2001)の他、「執炎」「千年火」、テレビドラマ出演も多数ある。

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