10日にかけてメイストーム 沖縄〜関東で警報級の大雨の恐れ 雨のあと黄砂に注意

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2025年05月09日 17:57  日本気象協会

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日本気象協会

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今日9日は、九州に活発な雷雲がかかり、非常に激しい雨を観測している所があります。10日(土)にかけて強雨エリアは東へ広がるでしょう。沖縄や九州から関東にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。風も強く、荒れた天気でしょう。雨のあとは、黄砂が飛来する予想です。

今日9日 九州に活発な雷雲 長崎県で非常に激しい雨を観測

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今日9日は前線を伴った低気圧が西日本に近づいています。

17時現在、九州から東海にかけて広く雨雲がかかり、特に九州には活発な雷雲がかかっています。長崎県五島市では1時間に62.0ミリと非常に激しい雨が降り、5月の1位の値を更新しました。(統計開始年は1962年)

また、風も強まっています。最大瞬間風速は大分県豊後高田市で28.0m/s、山口県長門市油谷で25.9m/sと5月の1位の値を更新しました。(統計開始年は豊後高田市で2008年、長門市油谷で2009年)

10日(土)にかけて警報級の大雨の恐れ 暴風にも警戒

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10日(土)にかけて低気圧が日本海を進み、前線が西日本から東日本付近を東へ進む予想です。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。南西諸島や西日本、東日本では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨や1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。風も強く、荒れた天気となるでしょう。山口県では今夜まで暴風にも警戒が必要です。交通機関への影響にもご注意ください。

荒天いつまで?

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沖縄では10日(土)は夜にかけて断続的に雨が降り、夕方にかけて激しい雨の降る所があるでしょう。九州や中国、四国は10日(土)の明け方にかけて、近畿は10日(土)の朝にかけて雨や雷雨で、局地的に非常に激しい雨が降りそうです。東海や関東は10日(土)の昼頃まで雨が降るでしょう。午前中が荒天のピークで、激しい雨が降ったり、横殴りの雨となったりする所がある見込みです。北陸は10日(土)の明け方まで、東北は10日(土)は断続的に雨が降るでしょう。北海道も昼頃から雨のエリアが広がりそうです。

10日(土)18時までに予想される24時間雨量は多い所で、九州南部・四国・近畿・東海で150ミリ、関東甲信で120ミリ、沖縄・九州北部で100ミリです。大雨災害に注意・警戒が必要です。

雨のあとは黄砂にも注意

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雨のあとは黄砂にも注意が必要です。

10日(土)の朝から夜にかけて、九州から東海に黄砂が飛来するでしょう。11日(日)は九州から東海に加え、関東にも黄砂が飛来する予想です。

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物などに黄砂が付着し、汚れることがあります。洗濯物は部屋干しが安心です。車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされています。アレルギー症状が悪化する恐れもありますので、マスクなどで対策をすると安心です。

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  • メイストーム?ǭ???��日本語で言うなら「春の嵐」����
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