明日30日の関東は警報級大雨の恐れ 通勤通学は雨風強まり荒天に警戒 雨で気温降下

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2025年05月29日 17:57  日本気象協会

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日本気象協会

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今日29日、西から雨雲が広がり、関東の沿岸部にも雨雲が流れ込み始めています。明日30日未明には関東は広く雨で、雨脚が強まるでしょう。雨のピークは朝となる見込みで、沿岸部ほど激しい雨が降ったり、風も強く横殴りの雨が降ったりする所も。通勤通学時間帯は荒天に警戒。

明日30日の関東 通勤通学時に荒天の恐れ

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今日29日(木)、南西諸島から日本の南にかけて前線がのび、前線上の低気圧が発達しながら東へ進んでいます。午後5時30分現在、沖縄、九州から関東の沿岸部まで雨雲が広がっています。

低気圧が近づく今夜から関東は雨のエリアが広がるでしょう。明日30日(金)未明には広く雨で、朝にかけて雨脚が強まりそうです。
特に、朝は千葉県や茨城県など沿岸部を中心に激しい雨や雷雨になる所もあるでしょう。海沿いは風も強まり、やや荒れた天気となる見込みです。朝の通勤通学時間帯は強い雨や風にご注意ください。

東京都心も含め、久しぶりに長時間の雨となり、雨量も増えることから明日30日にかけては「警報級の大雨」となる恐れがあります。大雨警報の発表される可能性は特に伊豆諸島で高い見込みです。雨の降り方によっては、関東南部や沿岸部でも低い土地の浸水や道路の冠水などの恐れが高まるため、十分に注意、警戒をしてください。

予想降水量

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伊豆諸島と関東地方では、明日30日(金)未明から昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

明日30日(金)に予想される1時間降水量(多い所)
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
伊豆諸島 60ミリ

今日29日(木)午後6時から明日30日(金)午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 100ミリ
伊豆諸島 250ミリ
その後、31日(土)にかけて降水が続き、総降水量がさらに増える見込みです。

伊豆諸島では、今日29日(木)夜のはじめ頃から31日(土)にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意をしてください。
関東地方では、明日30日(金)明け方から夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒をしてください。

冷たい雨で気温降下 3月並みの所も

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明日30日(金)は、一日を通して雨が降る上に、北寄りの風も強まって、今日29日(木)より大幅に気温が降下します。
関東は各地とも朝からほとんど気温が上がらず、16℃から17℃くらいにとどまる所が多く、3月下旬から4月並みと季節が逆戻りするでしょう。雨具に加えて、上着も必要となりそうです。

明後日31日(土)は変わりやすい天気となり、内陸部ほど突然の雷雨に注意が必要です。
6月1日(日)から晴れ間が戻るとともに、気温も上昇します。最高気温は25℃以上の夏日が続き、来週半ばは30℃近くまで上がる日もありそうです。激しい気温の変化になりますので、服装選びには気を付けましょう。

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