『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(C)2025 Paramount Pictures. トム・クルーズが主演を務める最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の公開を記念し、日本テレビ系「金曜ロードショー」では同シリーズ第7作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』を6月20日午後9時から放送する。地上初の本編ノーカット放送となり、通常の放送枠を1時間20分拡大し、同枠今世紀最大の3時間14分で送る。
【番組カット】セルフパロディ!床スレスレの危機もあったトムクルーズ 『ミッション:インポッシブル』フランチャイズは、テレビドラマ『スパイ大作戦』(邦題)を原作とした映画であり、1996年の第1作公開以来、トム・クルーズが主演を務めるスパイ・アクション。以降、現在に至るまで8作が公開され、全世界で約41億ドル(日本円換算で約620億)を超える大ヒットを記録し続けている。主演のトム・クルーズがプロデューサーを務めているからこそ実現できる、リスクの高い実践的なスタントをスタントマンなしで挑む命がけの超危険なアクションシーンが毎回大きな話題を呼んでいる。
第7作の用語“デッドレコニング”とは「推測航法」と呼ばれる技術で、「自律航法」ともいう。航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから、過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のこと。今作ではロシアの最新鋭潜水艦「セヴァストポリ」がAIの技術を使って高度化した「推測航法(デッドレコニング)」のテストのため航海に出たところ、AIが暴走。自らが放った魚雷に当たり沈没、乗組員全員が死亡するという事故を起こす。しかし、この沈没した潜水艦の中に存在するAIが世界中を巻き込む脅威となる。
これまでも常人の域を遥かに超えたスタントを披露してきたトム・クルーズだが、今作でもその勢いは一向に衰えていない。手錠をしたまま、ローマ市内で猛スピードのカーチェイスを繰り広げ、時速100キロのスピードで疾走する列車の屋根で敵と格闘するなど、CGもスタントマンも使わずに自らの生身の体で超危険な撮影に挑む。圧巻はノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクごと空中にダイブするシーン。これまでのフランチャイズ全体で最も危険だったというアクションには息をのむ。
監督・脚本は第5作以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー氏。今作では、トム・クルーズと共に製作も手掛けている。共演は、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ヴァネッサ・カービーらおなじみのメンバーに加え、今回のヒロイン、凄腕の女スリ・グレースに『キャプテン・アメリカ』シリーズのヘイリー・アトウェル、イーサンと深い因縁を持つという宿敵ガブリエル役に人気刑事ドラマ『NYPDブルー』のイーサイ・モラレス、女暗殺者パリス役に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのポム・クレメンティエフが新たに参加。第1作に登場したユージーン・キトリッジ役のヘンリー・ツェニーもカムバックを果たした。