近畿地方の梅雨入りが発表された9日、大阪・関西万博の会場内を傘を差して歩く人たち=大阪市此花区 気象庁は9日、中国と近畿、東海が梅雨入りしたとみられると発表した。平年よりいずれも3日遅く、昨年に比べると、中国は11日、近畿は8日、東海は12日早い。
一方、同庁は8日には九州北部や四国の梅雨入りと沖縄地方の梅雨明けを発表した。沖縄の梅雨明けは1951年の統計開始以来、2015年と並んで最も早かった。速報値のため、9月初めに発表される確定値で見直されることがある。
九州北部の梅雨入りは平年に比べて4日遅く、四国は3日遅い。昨年に比べると、九州北部、四国とも9日早い。
一方、沖縄の梅雨明けは平年より13日、昨年より12日早い。今年は平年より12日も遅い5月22日に梅雨入りが発表されており、梅雨の期間が短かった。期間中の総雨量は沖縄本島の那覇市で195.0ミリ(平年161.5ミリ)、石垣島で121.5ミリ(同130.7ミリ)だった。