韓国の5人組ガールズグループLE SSERAFIM(ル セラフィム)が15日、さいたまスーパーアリーナで、グループ初のワールドツアー「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' IN JAPAN」日本最終公演を行った。
開演前、バックモニターにVTRが流されると、会場を埋め尽くしたFEARONT(ピオナ=ファンの呼称)は大歓声。せり出しステージで、ダンサーによるイントロパフォーマンスの中、メインステージにメンバーが登場すると会場のボルテージは一気に上昇。炎を演出したステージでのオープニング曲には「Ash」を選んだ。
「HOT」「Come Over」と、ファンの大歓声とは対照的な“静”のナンバーを3曲続けた。VTRを挟んだ後、ミドルテンポのヘビーナンバー「EASY」ではバックにダンサーを従え、キレのあるダンスパフォーマンスを見せた。
SAKURA(27)の「みなさん最終日ですけど盛り上がっていけますか?」に会場は大声援で応えた。それでも、「さいたまスーパーアリーナはこんなもんじゃないですよね!」とあおった。「こんなに広い会場でのコンサートは初めて」と続けると、「皆さんがすごく盛り上がってくれたら、後ろまで行くかも。皆さん次第です!」と、さらにあおった。
最年少のHONG EUNCHAE(18)はツインテールで登場。「最後なのでスーパーかわいいツインテールにした」。実はツインテールが好きではないことをメンバーに明かされると、「ピオナのためにした。私の真心」とほほ笑んだ。
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「Star Signs」ではステージを降り客席を回った。コール&レスポンスやペンライトウエーブなどで、ピオナとの一体化を意識。さいたまスーパーアリーナの3公演では早口言葉も披露した。
終盤には11月18、19日、アンコール公演として、グループ初となる東京ドーム公演をVTRで発表。ピオナは悲鳴にも似た歓声を上げ、メンバーの目には涙が浮かんでいた。
KIM CHAEWON(24)は「泣かないでいようと思っていたけど、VTRを見て涙が出てしまった」とし、「ピオナのみなさん、ありがとう」と感謝した。
SAKURAは「デビューの時から言ってきたけど、まだまだ遠いと思っていた」とし、「今日いるみんなのおかげだと思います」と言葉をかみしめた。その上で、「会場が大きくなるので、どこの席でも楽しめる公演を準備します」と約束した。
KAZUHA(21)は「実感がわかない」としつつも、「メンバーとピオナのおかげ。結成時の情熱を誠心誠意込めて準備します」と誓った。
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5人は「ヤッター!」と叫ぶと泣きながら肩を組み、輪を作って感動を共有。最後はメンバーが「東京ドームに一緒に」と呼びかけ、ピオナとともに「行きましょう!」と力いっぱいに叫んだ。
アンコールでは、24日発売の4枚目シングル曲「DIFFERENT」をサプライズで披露。この日、約3時間で全24曲のパフォーマンスでピオナを魅了。最後は「次は東京ドームで会いましょう!」と呼びかけ、ステージを後にした。
「EASY」「CRAZY」「HOT」の3枚のミニアルバムから構成されるワールドツアーは、3部作プロジェクトの集大成に位置付けられた。日本公演は5月の愛知を皮切りに、大阪、福岡と駆け抜け、さいたまスーパーアリーナでのファイナルまで全4都市9公演を開催し、約11万人の動員となった。
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