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警視庁は20日、盗んだ自転車で飲酒運転したとして、渋谷署の男性巡査長(30)を窃盗と道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。巡査長は容疑を認め、同日付で依願退職した。
書類送検容疑は5月17日午前0時20分ごろ、千葉県船橋市の駐輪場で自転車1台(5000円相当)を盗み、東京都江戸川区内で呼気1リットル当たり0・35ミリグラムのアルコールを含んだ状態で運転したという。
警視庁によると、16日午後11時ごろまで、渋谷区内の中華料理店で署の課長ら上司3人と飲酒し、電車で帰宅途中に降車駅を乗り過ごしてJR西船橋駅で下車。無施錠の自転車を盗んで約7キロ運転し、自宅がある江戸川区内で職務質問を受けて発覚した。「タクシー乗り場に客の列があり、早く帰りたかった。歩くのは嫌だった」と話しているという。
警視庁によると、自転車の酒気帯び運転に罰則が設けられた昨年11月の道交法改正後、自転車の飲酒運転での職員の摘発は3例目。【深津誠】
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