歌手ジュンス(38)を脅迫して、4年で約8億4000万ウォン(約8400万円)を受け取ったとされる女性インフルエンサーに対する、懲役7年の実刑が確定した。
韓国の最高裁は24日、特定経済犯罪加重処罰法上の恐喝容疑で裁判に付された女性の上告を棄却し、懲役7年を宣告した原審を維持した。女性は、1審と2審で、懲役7年を言い渡されていた。
韓国メディアOSENは24日「裁判所によれば、女性は20年9月から23年10月までの4年、ジュンスとの私的な対話内容を不法録音し、その録音ファイルをSNSに公開すると脅迫し、101回にわたって、約8億4000万ウォンを受け取った疑惑を持たれていた。控訴審裁判所は犯行に使われた携帯電話が追加被害を誘発する恐れがあると判断し、没収処分も出した」などと報じた。
裁判所は「被害者の弱点を利用して計画的に脅迫し、長期間にかけて巨額を恐喝した。被害者(ジュンス)は持続的な脅迫で日常生活と経済活動が難しくなり、深刻なストレスと憂うつ症状を訴えた」などとした。
女性は法廷で「当時、プロポフォール(全身麻酔や集中治療における鎮静に使用される薬。静脈内に投与され、すみやかに効果を発現し、覚醒も比較的早いのが特徴)中毒で理性的判断が難しかった」と主張し、反省の意を強調したが、受け入れられなかった。
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ジュンスの所属事務所パームツリーアイランドは同日「ジュンスが明白な被害者であるにもかかわらず、事件の本質が歪曲(わいきょく)され不当なうわさにまきこまれた。これ以上の2次被害と悪意的な推測は中断されなければならない。女性が持っていた録音ファイルは、私的な対話にすぎず、誤解の余地がある内容は含まれていない。今回の事件は、ジュンスが明白な被害者」と強調した。
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