“ふわっ”とした一面披露を披露した吉沢亮 (C)ORICON NewS inc. 俳優の吉沢亮が27日、都内の映画館で行われた映画『ババンババンバンバンパイア』のファンクラブ「RYFC」限定試写会に登壇し、ファンとの交流を楽しんだ。
【全身ショット】クールな黒のセットアップで…かわいい表情を見せる吉沢亮 ファン一人ひとりにあいさつするようにシアター内の通路を歩いて登場した吉沢は、笑顔で「本物です!」とアピールすると、会場から大きな歓声が上がった。
「ファンクラブを1年前に設立したときから、こういう試写会イベントをやりたいと思っていたんです。それが実現できて本当にうれしい」と感慨深げに語った吉沢。「普段の舞台あいさつでは共演者がいてスッと立って話すことが多いけど、今日はふわっとした雰囲気で楽しみたい」と、コミカルな“ふわっとポーズ”を披露して会場を沸かせる場面も。
奥嶋ひろまさの同名漫画を原作とする本作は、450歳のバンパイアが銭湯で正体を隠しながら奮闘する“異色のラブ・コメディ”。主人公は、銭湯「タチノ湯」で住み込み勤務をするバンパイア・森蘭丸(吉沢)。長い時を生きる彼が求めるのは、“究極の味わい”とされる「18歳童貞の血」。その理想の存在が、銭湯の一人息子・立野李仁(板垣李光人)だった。蘭丸は李仁のピュアすぎる言動に「キュン」を通り越して「ズキュン!」と射抜かれる日々を送っていた。
劇中ではのけぞったり、 飛び跳ねたり、 コミカルな動きが印象的な“ズキュン”ポーズについては、「キレが大事」と撮影を振り返った。「ゼロから一気に100に行くような、動きにスピード感がないとダメ。原作だとちょっとセンシティブな表現もあるので、それをコメディとしてどう昇華するか、現場で監督と相談しながら、現場でいろいろ試していった感じです。反射神経のトレーニングも家でやってました」と裏話を披露。「スタッフ含めて笑いの絶えない現場だったので、安心して芝居できました」と語り、ファンに向かって「ぜひ声を出しながら、ゲラゲラ笑いながら楽しんでください!」と呼びかけた。
自身が演じた蘭丸の魅力については「李仁くんへの愛があまりにも強すぎるがゆえに、周りが見えなくなるような真っ直ぐさや、愛が行き過ぎてしまう暴走ぶりは意識して演じました。李仁くんと一緒にいるときの蘭丸と、他の登場人物といるときの蘭丸とのギャップも、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」と語った。
また、「ここでしか聞けない話を」というリクエストには、まさかの「カニトーク」に。「カニは茹でるのが一番おいしいです。塩で茹でてカニ酢をつけるのがおすすめ。殻はお店の人に取ってもらってください、プロに頼るのが一番です」と真面目にアドバイスし、客席から笑いが起こって会場は和やかなムードに包まれた。
「蘭丸のように周りが見えなくなるほど没頭したことは?」という質問には、「以前、釣り堀で釣りをしていて、集中しすぎて雨が降っているのに気づかなかったことがあります。釣った魚は中川大志くんにさばいてもらいました。中川くんはプロなので、プロに任せるのが一番です(笑)」と友だちエピソードも披露し、ファンを笑顔にした。
イベント後半では、三択クイズでファンと交流。ファンが本作で期待していることを吉沢が当てる質問では、A「美しきバンパイア姿の吉沢」、B「熱唱する吉沢」、C「ハイテンションな吉沢」の選択肢が用意されたが、Aを選んだ人は0人という結果に。「どういうこと?びっくりした」と吉沢も驚きの表情。最も多かったのは「C」で、吉沢も「C」を選択しており、ファンの気持ちを理解していることを証明して見せた。
最後はファンに向けて「きょうは本当にありがとうございます。これから映画をご覧になると思いますが、どんな反応をいただけるか楽しみです。面白いと思ったらぜひSNSなどで広めてください。この夏、『ババンババンバンバンパイア』を一緒に盛り上げてもらえたらうれしいです!」と感謝を伝え、今後もファンクラブ限定イベントを続けたい意向を示していた。