熱中症による救急搬送、1週間で1万人超 地域別の搬送状況【2025年7月第1週】

5

2025年07月09日 20:15  ねとらぼ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ねとらぼ

画像はイメージです。画像:PIXTA

 熱中症による救急搬送は、毎年夏に向けて急増します。今回は2025年7月第1週(6月30日〜7月6日)の速報値に基づいて、都道府県別の搬送人員数をまとめました。ここ1週間で全国の合計搬送者数は1万人を超えるなど、各地で暑さによる救急搬送が増えています。


【画像:都道府県別の搬送状況】


 総務省消防庁が公表したデータをもとに、1週間の合計搬送者数で都道府県を比較したものです。気温の高さに加えて高齢化率や都市化の影響も色濃く表れる結果となりました。


 ※本記事は、総務省消防庁が発表した「熱中症による救急搬送状況(速報値)」の令和7年6月30日〜7月6日分に基づいています。


熱中症による救急搬送人員に関する情報|総務省消防庁


愛知県(752人)

 愛知県では、1週間の熱中症による救急搬送人員は752人にのぼりました。名古屋市を中心とする都市部ではヒートアイランド現象の影響も大きく、日中の気温が高止まりする傾向が見られます。また、通勤や屋外での活動が活発な地域でもあり、こまめな水分補給や休憩の重要性が改めて問われる結果となりました。県内の搬送者には高齢者も多く含まれており、家庭や施設での予防対策も今後の課題といえるでしょう。


東京都(757人)

 東京都では、搬送人員は757人と全国最多を記録しました。東京都は人口が突出して多いだけでなく、公共交通機関を利用した移動や屋外での行動も多様であり、熱中症のリスクが高まる条件がそろっています。ビル街の蓄熱や風通しの悪さといった都市特有の構造的要因も、暑さの体感を押し上げる一因と考えられます。高齢者だけでなく若年層の搬送も散見されており、年齢を問わず注意が必要な状況です。



このニュースに関するつぶやき

  • 東京大阪よりも遙かに人口も少ないのに、愛知が如何に酷暑地域か分かる。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定