
徳島県阿波市の高速道路で高速バスと対向車線を走っていたトラックが正面衝突しました。この事故でトラックの運転手と乗客のあわせて2人が死亡しました。
高架の上であがる炎と黒煙。近くでは懸命な消火活動を行う消防隊員の様子が確認できます。14日午後0時半ごろ、徳島県阿波市の徳島自動車道で高速バスと対向車線を走っていたトラックが正面衝突し、炎上しました。
この事故で、トラックの運転手と乗客のあわせて2人が死亡しました。また、バスの運転手と残りの乗客あわせて12人が重軽傷を負ったといいます。
これは事故直後の現場の様子。バスが激しく燃えています。また、トラックもフロント部分が黒く焦げて、ひしゃげた状態になっています。事故現場を目撃した人によると、消防隊の消火活動中に爆発音が複数回、聞こえたといいます。
これは、消火後のバスの様子。すべての窓が焼け落ち、乗客が座る座席も骨組みだけの状態に。
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現場は片側一車線の「対面通行区間」の道路。中央分離帯がなく、上り線と下り線がポールで区切られています。
バスは愛媛県の伊予鉄バスが運行する高速バスで、14日午前9時半すぎに松山市にある営業所を出発。目的地の神戸市に向かっていた途中で事故に遭いました。
バスの運転手は、会社の聞き取りに対し…
バス運転手(39)
「対向車線のトラックがはみ出してきて、よけようとハンドルを切ろうとしたが間に合わなかった」
警察と消防は、詳しい事故の状況を調べています。