声優・和氣あず未、娘の「拡張性心筋症」発症経緯・現状報告「信じられませんでした」

【モデルプレス＝2025/07/18】声優の和氣あず未が7月18日、自身のInstagramのストーリーズを更新。娘に「拡張性心筋症」の疑いがあることが発覚した経緯を明かした。

【写真】「ウマ娘」声優、難病と戦う娘の姿

◆和氣あず未、娘の「拡張性心筋症」発症の経緯明かす

娘の治療に専念するため、16日に活動を大幅に制限することを発表していた和氣。今回「病気の症状を教えて欲しいといただきまして、早期発見がとても大事だと思いますので私から共有させていただきます」「少しでも誰かの参考になれば幸いです」とし、娘に「拡張性心筋症」の疑いがあることが発覚した経緯をまとめたメモを投稿した。

妊娠中・産後4ヶ月まで異常はなかったとした上で「4ヶ月を過ぎた頃からミルクの飲みが悪くなり、小児科で、ミルクを変えたり哺乳瓶を変えたりアドバイスをいただきました。いつもずっと機嫌は良く、お腹が空いたらたくさん飲むけど哺乳量はあまり改善されませんでした」「普段すごく機嫌がいい子で泣き続けてしまう事は少なかったのですがある日私が仕事へ行っている時、何をしても泣き止まないのと、ガクッとミルク量が減ってしまったらしくそのまま病院へ連れて行ってくれました」と病院に訪れた経緯を説明。「小児科で血液検査をしていただき異常はありませんでしたが、貧血ぎみなのと、呼吸が少し荒いようなので別の病院へ行って栄養補給のため点滴を打ってくるよう紹介されました。私も合流してすぐ別の病院へ行き先生に事情をお話ししてレントゲンと心電図を診ていただいたのですが心臓がほとんど動いてない、呼吸もあまりできていないと言われました」と診察結果を明かし、「そのまますぐ救急車で別の病院へ搬送されましたが、搬送されている間もおしゃぶりをちゅぱちゅぱしながら気持ちよさそうにうとうと寝ていて、え、本当に？こんなにいつも通りなのに？さっきも待合室で私の髪を引っ張って楽しそうに遊んでたのに？と信じられませんでした」と当時の心境をつづった。

別の病院に到着後、そのまま緊急手術に。「頭が真っ白になったまま処理もできず、人工心臓を取り付けるまでは時間がすごくすごく長く感じました。写真を見返していたのですが、搬送される3日前、足のがいつもより白かったです。足の裏が白いのも酸素が足りていない症状だったようです」とし、「こちらはネット情報なので正しいものか分かりませんが、心臓が悪いと汗が多いみたいです。娘はすごく汗が多かったです。他の子と比べても汗がすごく多かったと思います」と娘と重なる症状も補足した。

そして、「娘の生後5ヶ月の時はまだ麻酔で眠っていましたが今は少しづつ麻酔から起きてきて、顔色も良くなっている姿が見られているので私もとても前向きな気持ちになれています。娘に会える時間がとっても幸せです」と現状を報告。「今私にできる事は、拡張型心筋症という難病をたくさんの方に知っていただいてほんの少しでもいいので医療や治験が進んでほしいなと、そしてお子様がいらっしゃる親御さまに自分の子の体調に少しでも異変があったら、すぐに病院へ受診していただきたいと思っております…！」「お医者さんに、寿命のように徐々に衰弱するのではなく、元気なのにころっと心臓が止まってしまう事があるからそうなる前に病院へ来れて良かったと言われました。本当に、少しでもいつもと違うと思ったらお早めに検査をしていただきたいです…！」と呼びかけた。

拡張型心筋症とは、心臓の筋肉（心筋）が収縮する能力が低下し、左心室が拡張してしまう病気で、心不全や不整脈を引き起こす。国の指定難病に認められている。

◆和氣あず未、娘の指定難病疑い受け活動大幅制限へ

所属事務所「俳協（東京俳優生活協同組合）」は16日、「先日、和氣あず未の長女が『拡張型心筋症』の可能性が高いと医師より診断され、心臓移植の待機をすることになりました」とし、「当面は子供の治療に専念するため、活動を大幅に制限させていただきます」と発表。和氣は「娘には『拡張型心筋症』という難病の疑いがあり、病院に搬送された時には急性心不全の症状が現れておりました。とても厳しい容態でしたが、医師の皆様の専心治療のおかげで人工心臓を取り付けることに成功し、現在の体調は安定しております」と報告していた。

和氣は1994年9月8日生まれ、東京都出身。2015年に声優デビュー。代表作は「アイドルマスター シンデレラガールズ」片桐早苗役、「ウマ娘 プリティーダービー」スペシャルウィーク役、「東京リベンジャーズ」橘日向役など。2023年に一般男性との結婚を発表し、2025年5月には第1子の出産を報告した。（modelpress編集部）

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