ロッキング・オン・グループ代表・渋谷陽一さん死去、佐野元春が追悼「自分の声を信じることができた」

　ロッキング・オン・グループは22日、代表取締役会長の渋谷陽一さんが14日に亡くなったことを伝えた。74歳だった。

【写真】対談にて…笑顔で語っていた渋谷陽一さん

　この訃報を受け、シンガーソングライターの佐野元春は自身のFacebookページに追悼コメントを掲載。「深い悲しみに包まれています」とつづり、キャリア初期から自身の音楽に耳を傾けてくれた渋谷さんを偲んだ。

　佐野は「時に鋭く、時に優しく、音楽そのものと誠実に向き合うその姿勢に励まされました」「新しい音を恐れず、若い才能を見つけ、支え、育てる。僕を含め、多くのアーティストが渋谷さんの言葉に背中を押されてきました」と、その人柄と功績を振り返っている。

　さらに、「議論したこともありました。でも、いつもそこには『音楽が好きだ』という純粋な想いがありました」と回顧し、「彼がいたから、僕は自分の声を信じることができました。あなたが信じてくれた音楽の力を、これからも僕は信じ続けます」と感謝の気持ちをつづった。最後は「心よりご冥福をお祈りいたします」と結んでいる。

　投稿には、2022年に千葉・幕張メッセで開催された音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN』の会場で撮影された写真も添えられている。