液体燃料エンジンのみのH3ロケットの燃焼試験=24日午前、鹿児島県・種子島宇宙センター(JAXA提供) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、H3ロケット6号機の燃焼試験を鹿児島県・種子島宇宙センターで実施し、予定通り25秒間の燃焼に成功したと発表した。得られたデータを精査し、打ち上げに向けた準備を進める。
H3は5号機まで、極低温で液化した水素と酸素を用いる液体燃料エンジン2基と固体ロケットブースター(SRB)2基で打ち上げられてきたが、6号機は液体エンジン3基のみ。先代のH2Aを含め、日本の大型ロケットでSRBなしの打ち上げ例はない。6号機は大型の実用衛星を載せず、試験装置と超小型衛星が搭載される予定だ。