限定公開( 3 )
蝶のさなぎが迎えたまさかの結末がXに投稿されました。記事執筆時点でこの投稿の表示回数は1251万件を突破し、“いいね!”は2万1000件を超えています。これが自然の厳しさか……!
この動画はカメラマンである「小林成彦」(@naru422)さんの投稿です。小林さんは農大の造園学で修士号を取得した後、静岡県浜松市の山村に移住して10年目の豊かな生活の様子を発信しています。以前にも天井から“怪しい壺”が生えているのを発見した動画が話題となりました。
小林さんは娘ちゃんと一緒に、アゲハ蝶のさなぎが羽化するのを心待ちに観察していました。ある日虫かごをのぞくと蝶の姿はなく、そこにいなかったはずの大きなハチがかごの中を元気に動き回っています。「ちょうちょどこ? とんでないね」と不思議そうな娘ちゃん。
小林さんによると、蝶はさなぎから羽化してもいい時期とのこと。小林さんと娘ちゃんは蝶の姿を探しますが、見当たりません。
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小林さんは「かわりにハチさん入ってるね。蝶々どこ行っちゃったんだろう」と娘ちゃんに語りかけます。よく見ると、さなぎが下に落ちているように見えますが……?
実は蝶のさなぎは、ハチやハエなどに卵を生みつけられることがあり、寄生されるとさなぎは死んでしまうのだとか。おそらく、このハチも蝶のさなぎに生みつけられた卵から生まれたのでしょう。
青虫からさなぎになれても、全てが無事に蝶になれるわけではないのですね。自然界では仕方のないこととはいえ、羽化を楽しみにしていた娘ちゃんの気持ちを思うとちょっと切なくなります……!
小林さんは普段から子どもたちの興味に応じ、ときには隠さず自然の摂理を伝えてきたといいますが「このパターンの寄生をどう感じたのか…大切だけど難しいものですなあ」と述べています。
この投稿の返信欄には「寄生バチーーっ!」「アゲハヒメバチ…益虫なんだけどもやもやする」「あぁ…喰われてしまったか…しかしそれが自然界というものなのだ…」など、驚きや諦めが入り混じったコメントが寄せられています。
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また、「小1の時まったく同じ経験したことあります…蝶々になってからの名前まで考えてたのに悲しかったです」「小学校の理科の授業でモンシロチョウを育てていたら、8割くらいがアオムシコマユバチに寄生されていて、孵化しそうな時期に、クラスが悲しい声が聞こえたのを思い出した」「幼稚園児の頃に同じ経験をしました!」など幼いころの苦い記憶がよみがえったという人も。
小林さんはこの他にも自然と共に暮らす様子をXアカウント(@naru422)で数多く投稿しています。
画像提供:小林成彦(@naru422)さん
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