内外情勢調査会で講演する国民民主党の玉木雄一郎代表=1日午後、東京都港区 国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、東京都内で開かれた内外情勢調査会の会合で講演した。石破政権が続けば厳しく対峙(たいじ)する姿勢を強調。今秋に想定される臨時国会で内閣不信任決議案が提出された場合の対応として「厳しい態度で臨んでいきたい」と述べ、賛成も辞さない構えを示した。
国民民主は昨年12月、自民、公明両党と「年収103万円の壁」見直しやガソリン税の暫定税率廃止を巡り合意文書を交わした。講演で玉木氏は与党に対し、物価高騰対策の年内実施のため合意履行を要求。その上で「約束がどの程度守られるか見定めながら政権との距離は判断していく」と語った。
次期衆院選については、予算を伴う法案や内閣不信任案を単独で提出できる51議席の獲得を目標とする考えを重ねて表明。「多党制の時代になっており、予算を伴う法案を出せる規模になれば政策実現能力も高まる。まずはそこを目指す」と述べた。

内外情勢調査会で講演する国民民主党の玉木雄一郎代表=1日午後、東京都港区

内外情勢調査会で講演する国民民主党の玉木雄一郎代表=1日午後、東京都港区