20日〜21日は北日本で大雨 東・西日本も激しい雨 トリプル台風の影響にも注意

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2025年09月19日 12:01  日本気象協会

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日本気象協会

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20日(土)から21日(日)は低気圧が発達しながら北日本を通過し、低気圧から延びる前線が本州付近を南下するでしょう。北海道や東北は大雨となる恐れがあります。北陸から九州も激しい雨や雷雨に注意が必要です。また、南の海上は3個の台風が発生中です。台風の動向に注意。

20日(土)〜21日(日)は北日本で大雨や荒れた天気の恐れ

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20日(土)から21日(日)にかけて低気圧が発達しながら日本海から北日本付近へ進むでしょう。低気圧から延びる前線が本州付近を南下する予想です。低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、広く大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

北海道や東北では20日(土)から21日(日)にかけて激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。風も強まり、荒れた天気となるでしょう。交通機関への影響にもご注意ください。北陸から九州でも20日(土)は昼頃から雨や雷雨となり、局地的に激しい雨が降りそうです。落雷や突風にも注意が必要です。

朝晩を中心に秋の気配

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22日(月)から26日(金)頃は本州付近では晴れる日が多い見込みです。晴れても猛暑になることはなく、日中も幾分しのぎやすいでしょう。最低気温は関東から近畿でも20℃前後と朝晩は秋の訪れを感じられそうです。

トリプル台風発生中

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南の海上には3個の台風が発生しています。

南シナ海の台風17号は今後も西よりに進み、20日(土)は華南で熱帯低気圧になるでしょう。日本への直接的な影響はない見込みです。

フィリピンの東にある台風18号は発達しながら西よりへ進み、21日(日)は強い勢力となり、暴風域を伴うでしょう。22日(月)は非常に強い勢力となり、23日(火)以降はバシー海峡から南シナ海へ進む予想です。21日(日)にかけて南西諸島では台風周辺の湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の不安定な状態が続くでしょう。沖縄では先島諸島を中心に落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。海上ではうねりを伴った高波に注意が必要です。

3個の台風のうち一番東側のウェーク島近海の台風19号は発達しながら西よりに進むでしょう。20日(土)は暴風域を伴い、21日(日)は南鳥島近海で強い勢力となりそうです。次第に北東に進路を変えて、日本の東を進む可能性があります。ただ、進路の予想に幅があり、列島に影響を与えると予想する気象予測モデルもあります。最新の台風情報にご注意ください。

関東や東海はすっきりしない天気

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28日(日)以降は北海道は大体晴れますが、東北は雲が広がる見込みです。関東、東海は雲が多く、雨の降る日が多いでしょう。近畿から九州は晴れる日が多い見込みです。沖縄はたびたび雨が降るでしょう。

最高気温は札幌市では22℃前後で過ごしやすい陽気の日が多くなりそうです。仙台市や東京都心は30℃に届かず、厳しい残暑はないでしょう。一方、名古屋市から那覇市ではまだ真夏日(最高気温30℃以上)の日が多くなりそうです。熱中症にご注意ください。

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