内外記者会見に臨む石破茂首相=24日、米ニューヨーク(AFP時事) 【ニューヨーク時事】石破茂首相は24日朝(日本時間同日夜)、米ニューヨークで内外記者会見に臨み、イスラエルの侵攻を受けるパレスチナを側面支援するため、自治政府の財政危機に対処する新たな取り組みに参加する方針を表明した。
首相はパレスチナの国家承認先送りに理解を求めた上で、「パレスチナを国際社会の責任ある参画者として(将来)招き入れる以上、責任ある統治体制を構築する必要がある」と指摘。「パレスチナの統治を確かなものとするため、新たな取り組みにフランス、ノルウェー、サウジアラビアなど有志国と共に参加する」と語った。
首相はまた、自身の退陣表明を受けた自民党総裁選に関し「政治とカネの問題への解決策も大きな論点になる」と指摘。「(自身の)政策を発展させてくれる方、この1年間共に汗してきた方々が多くの支持を得られることを個人的に望む」と述べ、小泉進次郎農林水産相や林芳正官房長官の勝利に期待する立場を改めて示唆した。