自民党総裁選の討論会に臨む(左から)小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農林水産相=30日午後、東京・永田町 自民党総裁選(10月4日投開票)の5候補は30日のインターネット討論会で、外国人労働者の受け入れ制限を巡り議論した。小泉進次郎農林水産相(44)は「無制限に受け入れることを考えていない」と規制の必要性を主張。政府の司令塔機能強化も訴えた。
高市早苗前経済安全保障担当相(64)は、不法滞在対策に取り組む考えを強調。ただ、受け入れ制限については「合法的に滞在する人の受け入れ枠の設定は考えていない」と慎重な考えを示した。
林芳正官房長官(64)は「(受け入れ状況の)数字を見ながら検討する」と説明した。小林鷹之元経済安保相(50)は「できるだけ外国人に頼らなくていい社会を目指していく」と表明。茂木敏充前幹事長(69)は「『違法外国人ゼロ』を進めることが重要だ」と指摘した。