78歳小田和正、横浜アリーナでツアー最終日「明日からもみんな自己ベスト」史上最年長記録更新

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2025年10月02日 04:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

全国アリーナツアー「みんなで自己ベスト!!」最終日公演でパフォーマンスする小田和正(岩佐篤樹氏撮影)

シンガー・ソングライター小田和正(78)が1日、横浜アリーナで、2年ぶりの全国アリーナツアー「みんなで自己ベスト!!」最終日公演を開催した。23年8月に75歳10カ月で全国アリーナツアーを開催した自身の記録を塗り替え、国内アーティストとして史上最年長記録を更新。地元横浜で1万3000人のファンに囲まれながら、笑顔でゴールテープを切った。


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会場中を練り歩くライブスタイルを今年も貫いた。「ラブ・ストーリーは突然に」のイントロとともに登場すると、大きく張り巡らせた全長210メートルの花道を歩き、所々走る場面も。客席に近づきながら笑顔で手を振り「『みんなで自己ベスト!!』は今日で終わってしまいますが、明日からもみんな自己ベストを更新し続けていってください」と呼びかけた。


小田は70年にオフコースとしてデビューし、今年で55周年。今回は2年ぶりのアリーナツアーで、5月から全国13カ所、28公演で31万人を動員。オフコース時代の楽曲やライブ初披露の新曲も織り交ぜたこだわりのセットリストで、全国のファンに感動を届けた。


事務所関係者によると、開演前にはリハーサル前後に楽屋内を歩いたり走ったりして体を温め、演奏の確認やラジオ体操など念入りな準備を経て本番に挑むという。ツアー期間中には発熱や公演中に呼吸が乱れたこともあったというが、スタッフとともに自身の体と向き合いながら、強い意志を持って進んできた。


同公演でも持ち前のハイトーンボイスで魅了。中盤には客席降りでファンと至近距離で触れあい、大歓声を巻き起こした。公演中に何度も「ありがとう!」と感謝を叫び、本編終盤の「すべて去りがたき日々」前には「皆さんとスタッフたち、各イベンターの人たち、そしてミュージシャンの連中のために歌いたいと思います」と宣言。真っすぐ前を向き、万感の表情で同曲を届けた。


アンコール後にはこの日だけのスペシャルブロックが用意され、豪華ゲストと大盛り上がり。最後は故郷横浜への思いを込めた「my home town」を1人で歌い上げ「また会おうぜ!」と再会を約束。この日一番といえる大歓声に包まれ、顔を押さえて感極まった様子を見せた。


最後はハケると見せかけて客席に手を振りに戻るなど、おちゃめな笑顔も。ファンや仲間からの支えと感謝の思いを胸に、これからも花道を歩み続ける。【玉利朱音】


○…アンコール終盤には「皆さんおなじみの人を呼び入れたい」とし、小田がホストを務めた特番「クリスマスの約束」に出演していた松たか子(48)、スキマスイッチ、JUJUら8組のゲストが登場。STARDUST REVUE根本要(68)は「何かお礼が言いたくてお邪魔かもしれないけど来てしまった。JUJUが『どうせなら歌いに行こう』と」。全員で「キラキラ」など2曲を歌い、去り際にはそれぞれ小田とハグを交わした。

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  • やっぱり良かった♪感動でした🥲最後、ウルウル🥹来ました。半年間お疲れ様でしたと言いたい(^^)
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