人事「全員野球」で団結=小泉進次郎農水相―自民総裁選

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2025年10月02日 07:31  時事通信社

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時事通信社

インタビューに答える小泉進次郎農林水産相=9月30日、国会内
 自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産相はインタビューに応じ、当選した場合の人事について「全員野球」で挙党態勢の構築を目指す考えを示した。

 ―党勢回復にどう取り組むか。

 結果を出す以外にない。国民は物価高対策について、スピード感を持って結果にすることを待っている。そういったことが党の信頼回復と党勢拡大につながる。

 ―連立拡大の交渉相手は。

 政治の安定を考えたら連立拡大という選択肢が最善だ。日本維新の会、国民民主党に限らず立憲民主党も含め個人的な人間関係はある。国民が求めていることを実現する観点でどのような協力ができるか。(相手を)限定しているわけではない。

 ―維新の「副首都」構想をどう考えるか。

 一極集中ではなく、地方分散型の統治機構をつくるという思いは共感する。詳細を見ないと分からないから、何が本当の狙いかなど議論は必要だ。

 ―インフレ対応は政府と日銀の協議が重要だ。

 金融政策は一義的に日銀の専権事項だ。一方、政府の基本的な経済政策と日銀の金融政策は両輪として経済の好循環を実現していく。大きな方向性の共有は大事だ。

 ―2030年度までに平均賃金100万円増の具体策は。

 いかに物価(上昇)を上回る賃金上昇や国民所得の増大を実現できるかが大事だ。賃上げ促進税制、中小・小規模事業者も含む生産性アップのための省力化投資支援に取り組む。地方自治体と仕事をしている人の手取りを上げるため、自治体の発注単価を上げる。医療、介護など公定価格で働いている人の処遇改善も後押しする。財源は税収増を活用し、歳出改革も徹底させる。

 ―人事のイメージは。

 (総裁に)なってから考える。一致団結が最も大事なことで、全員野球で自民は進むんだという姿が人事で見えることも大事だ。期数主義や年功序列ではない実力本位で適材適所の人事が当然だ。

 ―男系での皇位継承を主張していたが。

 昨年と立場は変わらない。皇室の歴史、男系の流れは非常に重い。

 ―任期中に憲法改正発議を目指すか。

 発議、国民投票を一日も早くという思いだ。党派を超えた協力をどう構築できるか。率先して取り組みたい。 

このニュースに関するつぶやき

  • 3年後の任期イッパイ逃げ切り衆院選で、自民全部消滅させるための大前提の一つやね。
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