
関東地方はこの先、22日(水)ごろに冷たくて湿った空気が流れ込み、東京は11月下旬並みの寒さになるでしょう。雨も相まって、体感温度はさらに低くなりそうです。その後は天気が回復して、寒さもいったん解消されますが、来週27日(月)ごろには冷たくて乾いた北風が強まるでしょう。東京では木枯らし1号が発表されるかもしれません。
22日(水)冷たい雨と風 南部は11月下旬並みの寒さの所も
20日(月)から26日(日)にかけての関東地方は、短い周期で天気と気温が変わります。
22日(水)ごろまでは天気がすっきりせず、お出かけや洗濯にあいにくの天気が続くでしょう。23日(木)と24日(金)は秋晴れとなり、爽やかな陽気になりそうです。しかし、25日(土)は天気が下り坂で、26日(日)には広く雨が降るでしょう。
ポイントとなるのは『22日(水)ごろの寒さ』です。
22日(水)ごろは、大陸の高気圧が北海道や東北にかけて張り出すでしょう。関東地方には高気圧の周辺を時計回りに流れる北東の風が吹く見込みです。
また、オホーツク海や三陸沖を通ってきた冷たくて湿った空気が流れ込むため雲が広がりやすく、朝から気温がほとんど上がらない見込みです。
さらに本州の南には前線が停滞しますので、南部ほど分厚い雲に覆われて冷たい雨が降るでしょう。
最高気温は14℃から16℃で朝から気温の上がり方が鈍く、東京は11月下旬並みの寒さになりそうです。雨にぬれて体を冷やさないよう注意が必要です。
27日(月)以降は晴れる日が多い 28日(火)ごろは木枯らし1号か?
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27日(月)から11月1日(土)は晴れる日が多いでしょう。
最高気温は20℃から22℃くらいで、昼間は過ごしやすくなりそうです。木々も徐々に色づいて、青空とのコントラストを楽しめる日が多くなるでしょう。
朝晩は寒くなり、28日(火)から30日(木)は最低気温が10℃くらいまで下がる所が多くなりそうです。服装選びが難しくなる一週間となるでしょう。
27日(月)以降のポイントは『雨が降ったあとに木枯らしが吹く可能性がある』ということです。
25日(土)から26日(日)は、気圧の谷や低気圧からのびる寒冷前線が通過して雨が降るでしょう。
前線や気圧の谷が通過したあとは天気が回復しますが、大陸から高気圧が張り出す見込みです。
日本列島の西側に高気圧、東側に低気圧が位置する『西高東低』の冬型のような気圧配置に変わるでしょう。晴れていても冷たい風が吹いて空気はヒンヤリしそうです。
26日(日)の予想天気図では、低気圧からのびる前線の西側(進行方向の後面)で等圧線の間隔が狭くなっています。一般的に等圧線の間隔が狭いと風が強く吹きますので、27日(月)から28日(火)にかけては、東京で木枯らし1号が発表される可能性があります。
10月下旬は天気の変化も気温の変化も大きくなるでしょう。十分な睡眠とバランスのとれた食事をとり、服装で上手に調節をしながら体調を崩さないようご注意下さい。