
先週、地球に最も接近したレモン彗星。曇りや雨の所が多く広範囲での観測は難しかったですが、各地で晴天が予想される今週はラストチャンスとなりそうです。1300年に一度ともいわれる天体ショー。晴れた日の夜空を眺めてみては?
11月初めにかけて夕方の空に出現

レモン彗星は、今年1月3日にアメリカのアリゾナ州にあるレモン山天文台で発見されました。レモン彗星の地球への最接近は21日(火)で、きょう27日は少しずつ地球から遠ざかっていますが、太陽へ近づいていくため彗星自体の明るさは増していきます。日の入り1時間後の地平高度20度ほどの低い位置で見ることができます。明るさが3等から4等くらいなので、肉眼では見るのは難しいため、双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすいでしょう。11月初めまで、夕方の西の空に現れます。公転周期が1000年以上あるため、一生に一度のチャンスです。
気になる各地の天気は?

あす28日(火)も西高東低の気圧配置が続き、山陰から東北の日本海側は曇りや雨。北海道では雪の予想が出ています。太平洋側は晴れるものの東京は午後は雲に覆われそうです。29日(水)は移動性の高気圧に日本列島がすっぽりと覆われるため、北海道から九州の広範囲で彗星の観測チャンスとなります。30日(木)も晴れる所が多いですが、夕方以降は西から下り坂の傾向で、西日本の星空は雲隠れしそうです。11月スタートの1日(土)は北海道はしぐれて、星空観測にはあいにくの空ですが、東北から九州は晴天。レモン彗星のラストチャンスになりそうです。
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