
今日29日(水)は東北や北陸の山で初冠雪ラッシュとなりました。仙台管区気象台から蔵王山、山形地方気象台から朝日岳、雁戸山、瀧山、さらに富山地方気象台からは立山の初冠雪を観測しました。
続々と冬の便り
今日29日(水)の朝は、東北や北陸から冬の便りが続々と届きました。
仙台管区気象台から蔵王山(ザオウザン)の初冠雪を観測。また、山形地方気象台から朝日岳(アサヒダケ)、雁戸山(ガンドサン)、瀧山(リュウザン)の初冠雪を観測しました。さらに富山地方気象台からは立山(タテヤマ)の初冠雪を観測しました。
蔵王山 平年より1日遅く、昨年より9日遅い
朝日岳 平年より4日遅く、昨年より9日早い
雁戸山 平年より4日早く、昨年より9日早い
瀧山 平年より5日早く、昨年より9日早い
立山 平年より17日遅く、昨年より10日早い
昨日28日(火)は冬型の気圧配置となり、本州の上空には山で雪を降らせる目安となる寒気が流れ込みました。標高の高い山では雪が降り、雪の積もった所がありました。今日29日(水)は冬型の気圧配置が緩んで、朝にかけて広く晴れたため、各気象台から山頂が雪化粧している様子が確認できたと見られます。
29日11時24分追記:金沢地方気象台から白山(ハクサン)の初冠雪を観測しました。(平年より8日遅く、昨年より10日早い)
初冠雪とは

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。
また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。
なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。
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