MBS(C)ORICON NewS inc. 27日放送のMBSテレビ『よんチャンTV』(月〜金 後3:40 ※関西ローカル)は、元TOKIO・国分太一をめぐる騒動を取り上げた。
【写真】5月放送の『DASH!!』では…72日の苦労が水の泡になる“ピンチ”に直面していた国分太一 国分は今年6月、日本テレビ『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板し、無期限活動休止。グループ・TOKIOは解散した。国分にコンプライアンス上の問題行為があったとされる。一方でその後、日弁連に人権救済を申し立て、26日に会見を行った。
元NHK記者でジャーナリストの立岩陽一郎氏は、メディアやテレビについて私見を述べた。放送100年、フジテレビ問題にも踏み込む内容となった。
立岩氏は「この種の問題というのは、たしかに加害者の問題があることは間違いない。けれども、加害者だけが一方的に何か行えているわけでは多分ないんですね。たとえば、ある組織の中で黙認してきた人がいたり、あるいは、それを止める立場の人が何もしなかったということもあるわけですから」とした。
また、放送の黎明期・歴史にも触れ、「芸能界があってはじめて放送というのはスタートして、なおかつなおかつ一緒に発展してきたわけですね」と説明し、「(ラジオ放送開始)100年という一つの節目なのかもしれないけど、ガラッと状況が変わってきているなかで、今、実は放送局に求められているのは透明性なんですよ」と言及した。
「内実を言わないっていうことは、ベクトルは違うけど、やってることは同じなんですね。だからそこは、実はメディアとしては、もう少し、日本テレビは最大限配慮しつつも、やはり明らかにするべきことは、私は太一さんというより、やはり社会に説明する責任が私はあると思いますけどね」とした。
フジテレビ問題も踏まえた「プライバシー保護」については、「今回の問題は、日本テレビはフジテレビの問題を参考にして対応しているとする識者の方が多い」としつつ、「フジテレビがあれだけ批判されたのは、隠そうとしたからなんですよ」と指摘した。