2階建てのオープントップバスで、東京・銀座を見物する観光客=11月18日(AFP時事) 内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は、前月比0.4ポイント低下の48.7と、7カ月ぶりに悪化した。2〜3カ月先の見通しを示す先行き判断指数も低下。中国政府による日本への渡航自粛要請を受け、観光業などで訪日客減少を警戒する声が出ている。
現状判断指数は、家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のいずれの分野でも低下した。長引く物価高が下押しした。東北の観光型ホテルからは「クマの出没に関する問い合わせが多く、予約のキャンセルも若干出ている」との指摘があった。