韓国、TPP加入を積極検討=日本の水産物輸入「乗り越えたい」
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2025年12月17日 20:01 時事通信社

【ソウル時事】韓国の産業通商省は17日、李在明大統領への「業務報告」で、日本が主導する包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)への加入を「積極的に検討する」と明らかにした。金正官産業通商相は記者会見で「大統領も何度か言及しており、来年の加入(申請)や内容について議論を始めた段階だ」と指摘。「加入に向けた推進戦略をつくる」と表明した。
金氏は、加入交渉の焦点になるとみられる一部の日本産水産物の輸入停止問題について「関係省庁と緊密に協議し、賢く乗り越えたい」と説明した。CPTPP加入には、加盟国12カ国の合意が必要で、特に日本の態度がカギを握る。
韓国は東京電力福島第1原発事故を受けて、青森、岩手、宮城、福島など8県からの水産物輸入を停止し、日本は輸入規制の撤廃を求めている。
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