限定公開( 1 )

漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2025」に優勝した、お笑いコンビたくろう(赤木裕=34、きむらバンド=35)が22日、大阪市のよしもと漫才劇場で行われた「Kiwami極LIVEプラス+」に凱旋(がいせん)出演した。
たくろうが登場すると、ファンから約15秒間、拍手を送られたが、「たくろう優勝で見に来た方?」との声に反応したのは約1割ほどでズッコケ。それでも、「M−1取ることができましたが、調子に乗らず頑張ります」とあいさつし、M−1の1本目に披露した「ボクシング実況」の「競馬実況」パターンのネタを披露した。
この日は朝から9本の番組に出演。1本の取材会と公演をこなし、世界が変わった。帰阪は新幹線がグリーン車に昇格。公演のチケット約300枚は完売した。きむらは移動中、爆睡し「気づいたら京都」。赤木は祝福のメッセージに返信していると「新大阪に着いてました」という。
終演後、報道陣の取材に応じ、きむらは「昨日は夢みたいな出来事で、バタバタして現実味もわかなかった。でも、大阪に帰って、先輩、後輩、同期、みんなから祝福されるとうれしすぎて。ここでずっとライブをやってきたのも間違いじゃなかった。お客さまの温かさとか感じて疲れも吹っ飛びました。うれしかった」。赤木も「ホッとしてます。いつもの見慣れた景色。ここで育ってきて、あれができたんだなと思うと感慨深い」と、主戦場での出番に安堵(あんど)の表情を見せた。
思ったほど、たくろう目当ての客がおらず、赤木は劇場入りの際も「まったく気付かれませんでした」と明かしたが、「気付かれなかったのはヒゲがとんでもなかったので。剃ってたら、絶対に囲まれてました」と意に介さず。ファンの数にも「全然全然。あれだけいてくれはったらありがたい。ちゃんとM−1ドリームですよ」と大満足した。
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きむらも「ありがたいことにグリーン車になりまして。我々、勝ち取りました」と“M−1ドリーム”を喜んだが、今したいことを聞かれると「マジで寝たいです。それに尽きます。起きてまた何かを見て、本当にチャンピオンやと実感したい。体に気を付けないと。赤木が危ない。寝てほしい」と心の叫びを吐露した。
M−1終了直後には、「来年は出ない」と話していた。1日がたち、改めて聞かれた赤木は「正気の沙汰じゃないです。令和ロマン、ホンマにすごすぎる」。もうこりごりといった様子で、きむらも「俺らで元に戻そう」と同意していた。
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