記者会見する日本維新の会の中司宏幹事長(左)=7日午後、国会内 日本維新の会に所属する地方議員4人が、一般社団法人から低額な役員報酬を受け取り、意図的に国民健康保険料の支払いを回避していたとみられることが分かった。維新の中司宏幹事長が7日、党内調査の中間報告書を公表し、近く4人を処分する方針を明らかにした。
維新議員の「国保逃れ」は昨年12月の大阪府議会で自民党が指摘したことで表面化した。これを受け、維新が国会議員や地方議員ら約800人にアンケート調査を行った結果、兵庫県議2人と神戸市議、尼崎市議各1人が一般社団法人「栄響連盟」(京都市)の理事に就いていたと判明。報酬はいずれも月1万1700円だった。同法人は個人事業主支援などを行っているという。
報告書は4人について「議員報酬よりも著しく低額な役員報酬を基準とした社会保険料しか支払っておらず、脱法的行為と捉えられる」と批判。現時点で党本部や地方組織の「組織的関与を示す事実」はなかったとしている。
吉村洋文代表(大阪府知事)は7日、府庁で記者団に「許されることではない。事実関係を調査し、厳しく処分する」と強調した。維新は社会保険料を引き下げる制度改革を掲げている。

記者団の質問に答える日本維新の会の吉村洋文代表=7日午後、大阪市中央区